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リバー 栃木県にシュレダーダストの大型選別拠点を新設――2025年8月稼働へ

 金属を中心としたリサイクル・廃棄物処理事業を手掛けるリバー株式会社は、栃木県壬生町にシュレッダーダストの大型選別拠点を新設する。北関東のグループ拠点から、焼却・埋め立て処分されている同ダストを回収し、高度化した選別工程を活用して、未利用の金属やプラスチックなどの再資源化を目指すという。操業開始は2025年8月の予定で、投資額は43億円を見込んでいる。

 

 計画によると、栃木県下都賀郡壬生町の約1万1000平方メートルの敷地に、処理施設建屋、選別・保管設備などのほか、太陽光発電システムなども設置。金属やプラスチックなどを効率・安定的に再資源化していくという。なお、太陽光発電システムの活用や、集荷したシュレッダーダストから全量の50%程度を有価物として回収し、併せてRPF(マテリアルリサイクルが困難な古紙やプラスチック類を原料とした固形燃料)を製造・供給することで、CO2の削減を見込んでいる。年間取扱量は4万8000トンになる予定だ。

 

 サーキュラーエコノミーの実現が時代の要請となる中、同社では大型破砕機から排出されるシュレッダーダストから有価物を取り出しダスト処分費を圧縮するとともに、再資源化した有価物の売却を成長戦力の柱に据えてきている。 

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

 

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