大成建設 LIXIL製の再生アルミ形材を自社施設に採用
2024/03/13 18:46 FREE
大成建設は2024年3月13日、LIXILと連携し、原材料の70%にリサイクルアルミを使用したLIXIL製の循環型低炭素アルミ形材を、自社の研究管理棟に国内で初めて採用すると発表した。同形材の採用により、調達・施工・運用の各段階にわたる建物ライフサイクルを通してCO2排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンビル」の実現を目指すという。
LIXIL製の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R70」を採用するのは、現在建設中の「大成建設グループ次世代技術研究所」(所在地:埼玉県幸手市)の研究管理棟。「PremiAL R70」は、新地金100%のアルミ形材を使用した場合に比べて、CO2排出量を約55%削減することが可能と見込まれている。
大成建設では、同社施工の解体、リニューアル工事現場などから回収したアルミサッシなどを原材料、材料の一部として再生利用し、「PremiAL R70」を上回るリサイクルアルミを100%使用した「PremiAL R100」を同社施工の新築現場などに積極的に採用していく方針で、これによりアルミリサイクルループの構築を目指すとしている。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2024/06/05 アルミUBC自治体入札2024#10 東京都東村山市で300円に迫る 決戦は金曜日?
- 2024/06/05 5月のアルミ概況および6月の見通し 橋本アルミ(株)橋本健一郎
- 2024/06/04 自動車認証不正問題再燃――国産ADC400円目指す最悪のタイミングで
- 2024/06/04 住友化学 保有海外アルミニウム製錬企業2社の株式売却を決定
- 2024/06/03 マレーシアのアルミ再生塊輸出入概況 2023年は輸出入ともに前年比増加 輸入は3倍増
- 2024/06/03 マレーシア 24年1-3月期のアルミ再生塊輸出入概況 輸出入共に増加中
- 2024/06/03 アルミ合金&スクラップ市況#11 最高値圏でなお先高観――国産ADC 足元397円に
- 2024/05/31 新旧民間航空機の受注納入について(24年4月)
- 2024/05/31 民間航空機受注納入統計(24年4月)
- 2024/05/31 インド最大のスクラップリサイクル業界団体MRAI 第2回国際会議を7月にタイで開催 MIRUもメディアパートナーとして参加