来るべきAI時代の波~Japan IT Week2024~
2024年4月24日~26日に東京ビッグサイトにて、日本最大規模の IT 展示会、Japan IT Week【春】 (RX Japan株式会社主催)が開催された。
企業向けの IT セクターを網羅する 12 の専門展が開かれ、知識の共有や最新のトレンド、テクノロジーなどの様々な分野の企業の展示が行われていた。
Japan IT Week は12の構成展示会で今までは開催していたが、それぞれの展示会の集客強化を図るため【Japan IT Week】【Japan DX Week】【営業・デジタル マーケティングWeek】【EC・店舗Week】の4つのテーマに分割し、同時開催される形式となった。これによりそれぞれの展示会エリアをさらに拡大されている。
今回の実績はまだ公表されていないが、2023年は実績来場者数 : 45384人、出展社数 : 722社という日本でも有数の非常に大きな展示会だ。
【Japan IT Week】
情報システム、データセンター運用・管理、ソフトウェア開発、ハードウェア設計・開発など
【Japan DX Week】
DX推進、経営者・経営企画、総務・人事・経理、製造・生産、現場管理 など
【営業・デジタル マーケティングWeek】
営業推進/企画・マーケティング・広報/宣伝・販売促進・営業 など
【EC・店舗Week】
経営、EC、マーケティング、店舗運営・開発、物流、小売業、通販・ネットショップ、飲食・サービス、メーカー、ホテル・レジャー など
エッジコンピューティング・AIブースは、展示会場の中央部に位置し、その存在感は目を引くものだった。
取材中、最も注目を集めていた場所であり、特に3日目の最終時間帯になると、多くの参加企業担当者が集まり、終了前に熱心に展示を見学していた。彼らのネームプレートを見ると、さまざまな業種の担当者が訪れており、これはエッジコンピューティングとAIが広範な関心を持っていることを示していた。
このブースでは、最先端のテクノロジーが実際にどのようにビジネスに革新をもたらすかが実演されていた。例えば、リアルタイムデータ処理や分析が可能なエッジコンピューティングのソリューションは、多くの業界で注目されており、これらの技術が将来の業務にどのように適用されるかについて、質問が多く投げかけられていた。(エッジコンピューティング・AIブースの様子→)
また、AIの進化も目を見張るものだった。機械学習やディープラーニングのアルゴリズムが、より高度な業務に適用され、効率化や予測精度の向上が期待されていた。に参加した企業は、こうした革新的な技術が自社のビジネスにどのような付加価値をもたらすかを熟考していることがよくわかった
数年前までAIが実際の営業活動に登場するというのは夢物語であったのに、既に実社会で活用が確実であるような商品が数多く並んでいた。このブースは、将来のテクノロジーに対する関心と期待の高さを示すものであり、今後のビジネスにおけるこれらの技術の重要性を改めて強調する場となっていた。
(IRuniverse Y.Imahoko)
関連記事
- 2024/05/20 Americas Weekly 19 重要鉱物、EV、リチウム電池・・・次世代エネで中ロとの対立深める米バイデン政権
- 2024/05/20 日本トムソン(6480)24/3期WEB決算説明会メモ ややポジティブ継続
- 2024/05/20 コンデンサ国内生産Report #69 MLCC以外のコンデンサ生産数減少続く
- 2024/05/20 日本国内光ファイバーPSIレポート#3 光ファイバー生産減少続く
- 2024/05/20 国内酸化チタンPSI実績Report #25 アナテーゼ型生産抑制とルチル型在庫急増に注目
- 2024/05/20 国内伸銅品PSI実績Report #49 銅条販売まだ回復せず
- 2024/05/19 【MIRUウェビナー】半導体・種類別の需要動向 5/22 11時~
- 2024/05/17 2024半導体動向#15 Suppliers 個別状況2 NVIDIA
- 2024/05/17 大阪ガス(Daigas)アジア地域のe-メタン利用拡大目指し、韓国SK E&S社と共同検討開始
- 2024/05/17 集積回路プロセッサー輸出入Report#74 DSP輸出 中国向け輸出減少に注目