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2024年は円売りスタート、石川地震が影響 ウラン価格は動じずで日本への信頼も

 2024年は日本にとって大変な滑り出しとなってしまった。石川県での巨大地震、続く日航機の事故で胸ふさがれて新年を迎えた人が多いだろう。1月4日朝の外国為替市場では、円が対米ドルで一時1ドル=143円台前半と正月休み前の2023年12月29日から1円超下落している。ただ、原子力発電所の無事が報告されるなど日本への信頼も根強い。

 

過去3か月間の為替円の推移(米ドルTTS)(JPY/$)

 

 ドル円レートは日本時間の1月3日夜に1ドル=143円70銭まで下落する場面があった。円安進行は米利上げ終了観測を背景とした米長期金利の上昇によるドル買いが大きな理由だが、地震により日本銀行がマイナス金利の解除に動きにくくなるとの見方が背景にあるもようだ。

 

 一方、原子力規制庁は被災地域にある石川、福井、新潟の3県に立地する6原発について、1月1日夜時点までに異常は確認されていないと発表した。日航機の事故後の脱出劇も含めて日本の安全意識には一定の信頼があり、ウラン価格も大きな変動はなかった。

 

過去3か月間のウラン価格の推移($/LB)

 

 ウラン価格は既に現物で$81.25/LBと2008年以来ほぼ16年ぶりの高値圏にある。2023年に東日本大震災前の水準に戻し、原発事故を背景とした落ち込みを消化した形となっていた。今回の能登半島の地震では大きな被害が出なかったことから原発への不信感は再燃せず、むしろ西側諸国の対ロシア制裁継続と脱炭素の流れを背景に、「地政学的な懸念、気候問題、供給懸念が重なり、2024年にはウラン価格がさらに上昇する可能性がある。」(mining.comの1月2日報道)との見方が広がっている。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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