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工作機械業界(2020年1月調査確報)コロナダメージで大幅減額予想

2020.02.28 15:08

2020年は1兆2000億円(2.4%減)予想もコロナ汚染ダメージで減額必至

2020年1月受注は35.6%減の808億円と6カ月連続1000億円割れ

 日本工作機械工業会が1/20に2020年1月の受注額確報を発表している。受注額は808億円(35.6%減)と16カ月連続前年同月比割れ、6カ月連続1000億円割れ、6年11ヶ月ぶり810億円割れに。国内外とも米中摩擦影響を受け設備投資環境の悪化が続いている。

 

 

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 国内が296億円(36.7%減)と14か月連続の前年同月比減。2013年5月(292億円)以来、6年8ヶ月ぶりの300億円割れ。

 

 輸出は512億円(34.9%減)と16カ月連続前年同月比割れ、6カ月連続の550億円割れ。1月として2013年(476億円)以来の550億円割れ。主要3極全てで低水準。アジアは中国が景気減速、米中摩擦などから23か月連続前年同月比減、3ヶ月連続200億円割れ。欧州も15カ月連続前年同月比減、中国景気減退、自動車販売不振の影響が大きい。北米も12カ月連続減少、メキシコは5ヶ月連続10億円割れで67.5%減と厳しい。

 

 現状、海外案件でキャンセルもあり、国内も納期延長要請に加え、一部に仕様変更などの要求も強まり、販売額にも影響が及んでいる。なおコロナ影響はまだ入っていない。

 

 

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工作機械各社は依然厳しい状況続く

 日刊工業新聞で月次受注を公表の工作機械7社の推移で1月は前年同月比39.6%減の225億円、14カ月連続でマイナス。7社全てが国内、海外とも前年同月比マイナス。

 

 

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工業会2020年見通し1兆2000億円も2/20にコロナ影響で反転が3ヶ月後ずれと表明

表 2019年は受注総額1兆2299億円(32.3%減)、内需4932億円(34.3%減)、外需7367億円(30.9%減)と、9年連続で受注1兆円超は守ったが、1兆3000億円割れとなり収益確保できる月次受注1000億円水準という観点ではぎりぎりの水準で、下期はこれを下回った。2月、3月はコロナウイルスの影響をもろに受けそうな状況で、2019年度としては1兆500億円(37.8%減)丁度まで落ち込む懸念がある。

 

 工業会は1/15に2020年見通しを2.4%減の1兆2000億円とした。内訳は内需4900億円(0.6%減)、外需7100億円(3.6%減)。しかし2/20には新型コロナウイルスの影響で、市況の反転見通しが3ヶ月程度後にずれ、当初見込みの4~6月に対し、7~9月とした但しこの時点では単に中国だけの話にとどめた前提のようで、現状は世界に感染が広がり、ある種のリーマンショック的な動きになりかねない状況にある。特に2月は春節明けでも中国では工場の操業が少なくも1/3は停止、再稼働しているところもせいぜい能力の50%程度にとどまる見通し。しかも中国自動車販売は1月に18.0%減の194万台にとどまり、2/1~16までは前年同期比90%減、1日あたり2250台という悲惨な状況。乗用車市場信息聯席会(CPCA)では2月の乗用車販売台数は前年同期比70%減、1~2月合計で40%減に達すると予測している。さらに乗用車販売が通年で100万台程度減少すると見込んでいる。このような状況で、中国向け2月受注はリーマンショック時を下回りかねない。このほか、日本は既に感染国扱いであり、欧州でもイタリアから欧州全体に影響が及ぶ事態が懸念され、まさに全世界で設備投資の先送り懸念が出てきた。

 

 このため、年間受注で1兆円割れは現実味があるとともに、影響が夏まで長引く状況ともなれば、リーマンショック時の2009年受注額4118億円もありえる局面となった。但し、4月までに収束が見えてくるならば、半導体では新世代CPU、GPU、AI、5Gデバイス向け投資が見込め、設備投資増強に伴う半導体製造装置受注が回復し、電機精密向け受注が復活しよう。なお自動車向けは足元の世界的な販売不振から販売が多少戻っても設備投資の延期が続こう。また最大仕向け先の自動車産業向けの回復が遅れ、一般機械向けも間接的に影響を受け、回復は早くとも年後半にずれよう。このため工作機械業界の2020年度業績上期は赤字転落企業も多く出現する懸念があり、2桁減収大幅減益継続懸念高まった。

 

 

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(IRuniverse)

 

 

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