中国商務省と税関総署は、20日、「輸出管理法」などに基づいて、12月1日から黒鉛の関連品目について、輸出を許可制にすると発表した。対象品目を輸出する企業に、最終的な利用者や用途などを示した上で、政府の審査を受け許可を得ることを義務づけるとしている。黒鉛は需要が伸びているリチウムイオン電池の負極材料などとして使用されており、影響が広がりそうだ。
中国政府は、8月にも半導体の材料などに使われる希少金属、ガリウムとゲルマニウムの関連品目について輸出規制を実施している。
17日には米国が中国向けの半導体の輸出規制を強化する措置を発表していた。
(IRuniverse G・Mochizuki)