2023/12/22 11:18
文字サイズ
(概況)
2023年のLMEのニッケル相場は、前年11月からの上昇局面の流れを引き継ぎ、1月には大口ショートポジションの清算により急騰し、後半は米利下げペース縮小観測や中国の需要期待から上昇3万ドルを試す展開となった。しかし、2月以降は大きな変動が見られ、3月から11月にかけては主に中国建設不況や供給過剰懸念により右肩下がりの推移となり、月間平均価格も大幅に下落した。11月27日には2年7カ月ぶり安値CASH15,885ドル、3M16,060ドルまで沈下した。12月に入って、後半に2024年の米利下げ期待が高まったことを背景に、下げ止まりを思わせる局面が現出しているが、需給関係は2024年でも供給過剰が続くことが予想されており、拙速な判断は避けるべきだろう。
この記事は会員限定です。お申込み確定後に続きをお読みいただけます。
新着記事
普通鋼電炉工業会主催「2025年電炉鋼材フォーラム」 開催される(第2報)
2025/11/09
中国、ガリウムなどの対米輸出を一時再開 禁止措置を中止、来年11月27日まで
2025/11/09
中国のニッケル銑鉄&鉱石価格動向(25年11月第2週) 下落ムード、LME在庫増で不安感
2025/11/09
週刊バッテリートピックス「トヨタ福岡工場を再延期」「神奈中バスに太陽電池」など
2025/11/09
シームレスパイプの輸出量と輸出価格(25年9月)
2025/11/09
中国、レアアース輸出規制の延期を正式発表 来年11月10日まで1年間、10月発表分のみ言及
2025/11/08
レアメタル千夜一夜 第94夜 初めての中国への旅 ― レアメタル取引の黎明期 ―
2025/11/08
フジクラ:決算説明会を開催(トピックス)
2025/11/08
フジクラ:決算説明会を開催(業績について)/上期として過去最高を更新
2025/11/08
核融合など希少性+ハイエンド製造需要がタングステン相場をさらに堅強に
2025/11/08