11月7日13時、阪和興業は26/3期2Q決算を発表し、業績見通しを修正した。後日開催予定の説明会後に改めて報告する予定。
<26/3期2Q実績>
〇概要
リサイクルメタル事業や海外販売子会社において取引が拡大した結果、売上高は前年同期比1.6%増の1兆2,791億円となった。利益面では、従業員増加および昇給に伴う人件費の増加などにより、営業利益は同4.0%減の277億円。また、プライマリーメタル事業などで持分法による投資損益がマイナスに転じたことで、経常利益は同15.2%減の238億円。当期利益は同17.2%減の167億円となった。
<主要セグメント>
〇鉄鋼事業
各種鋼材価格の下落や鋼板の取扱数量が減少したことなどが収益を押し下げた。一方、建設資材の販売が堅調に推移したことや一部の海外子会社で採算が改善したことなどが利益を押し上げた。これらの結果、売上高は同7.4%減の5,406億円、セグメント利益は同19.6%増の169億円となった。
〇プライマリーメタル事業
一部の副資材の販売が堅調に推移したことなどが収益を押し上げた。一方、SAMANCOR CHROME HOLDINGS PROPRIETARY LTD.からの持分法による投資損益がマイナスに転じたことが利益を押し下げた。これらの結果、売上高は同9.4%増の1,090億円、セグメント損益は▲12億円(前年同期は+34億円)となった。
〇リサイクルメタル事業
鉛鉱石の取扱数量が増加したことなどが収益を押し上げた。一方、アルミや銅の採算が悪化したことなどが利益を押し下げた。これらの結果、売上高は16.7%増の1,274億円、セグメント利益は同83.4%減の2億円となった。
〇食品事業
米国子会社で外食産業向け販売が好調に推移したことや、新規連結子会社の業績などが収益・利益を押し上げた。これらの結果、売上高は同8.6%増の715億円、セグメント利益は同127.5%増の18億円となった。
〇エネルギー・生活資材事業
ウッドペレットやPKS(パーム椰子殻)の販売が堅調に推移したことなどが収益を押し上げた。一方、前年同期で燃料の価格変動幅が縮小したことなどが利益を押し下げた。これらの結果、売上高は同0.8%増の1,859億円、セグメント利益は同22.9%減の39億円となった。
〇海外販売子会
東南アジアでスクラップ取引が拡大したことや、新規連結子会社の業績などが収益を押し上げた。一方、主に鉄鋼製品の採算が悪化したことなどが利益を押し下げた。これらの結果、売上高は同19.1%増の2,453億円、セグメント利益は同9.7%減の33億円となった。
<26/3期見通し>
売上高、営業利益の進捗率が50%であることから、業績見通しを据え置いた。なお、経常利益以下の進捗率は4割台と若干下回っている。
図表1、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
<参考>
図表2、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)