出光興産とサントリーホールディングスは24日、使用済みPETボトルのキャップやラベルの容器・包装の再資源化に向けた検討を開始し、キャップについてのケミカルリサイクル実証実験を実施したと発表した。 サントリーが提供した使用済みPETボトルのキャップを原料として、出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパンが油化ケミカルリサイクル技術によりCR油(ケミカルリサイクル油)を生産した。一方、出光興産ではCR油について、 石油化学製品や燃料油の原料としての有用性を確認したという。
今後、出光興産は石油精製・石油化学装置を活用し、使用済みPETボトルのキャップやラ ベル由来のCR油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を検討していく考え。
(IRuniverse K.Kuribara)