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南ア、鉱物の重要度を策定 プラチナ、マンガン、クロム鉱石などを最重要に 2025年戦略草案

2025/05/21 16:49

 南アフリカ共和国の鉱物石油資源省(DMPR)は5月20日、ホームページ上で、「鉱業戦略として鉱物の重要度を策定した」と発表した。2025年の鉱物資源開発法案(MRDB)の草案とし、同日付で公衆からの意見を募集する。

 

プレスリリース:DMR Newsroom | Department of Mineral Resources

 

 同国で産出される鉱物について、輸出ポテンシャル、雇用指標、供給リスク、輸出売上高、国内売上高、代替可能性など、8つの指標に基づいて策定した。内訳は以下。

 

・最重要=プラチナ、マンガン、鉄鉱石、石炭、クロム鉱石
・高度重要=金、バナジウム、パラジウム、ロジウム、希土類元素(レアアース)

・中度重要=銅、コバルト、リチウム、グラファイト、ニッケル、チタン、リン酸塩、蛍石、ジルコニウム、ウラン、アルミニウム

 

 鉱物の重要度に合わせ地元の鉱業やサプライチェーン(供給網)の確立、海外からの投資誘致などを進める。リストは、市場の状況、探査、技術の進歩、代替可能性、リサイクル、地政学などの状況を鑑み、随時更新する。

 

 南アはクロムやチタン、ロジウムなどの鉱石生産で世界首位。ほかにも多くの鉱物を生産する一大鉱業国だ。

 

南アの主要鉱物生産量(2020年)

(出所:JOGMEC)

(IR Universe Kure)

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