インドネシア資源のPTムルデカ・ゴールド・リソーシズ(PT MERDEKA GOLD RESOURCES Tbk、MGR)は6月17日、香港証券取引所(HKEX)で、新規株式公開(IPO)に向けた目論見書を公開した。6月26日に預託証券(HDR)形式で上場する。IPO時の機関投資家としてグレンコアとトラフィグラが出資する。
プレスリリース: 2026061700075.pdf
株式コードは6228.hk。ムルデカは8966万HDRを1HDR当たり26.60香港ドルで新規に公開し、このうち10%に当たる896万HDRを香港市場での一般公開、残り9割を機関投資家向けとする。グレンコアとトラフィグラは、IPO時に公開価格で取得するコーナーストーン投資家として、オーバーアロットメント(追加売り出し)行使後の発行済みHDRのうち0.4%をそれぞれ出資する。
ムルデカのコーナーストーン投資家内訳

(出所:HKEXで発表の見積書)
HDRは米預託証券(ADR)に倣いHKEXが2008年に導入したシステムだが、現在取引されているのは「ユニクロ」のファーストリテイリング(6288.HK)のみと注目度は低い。ただ、海外企業にとっては上場準備が香港の本市場に比べて容易というメリットがあり、過去にはSBIや米ハイブランドのコーチなども上場していた。
ムルデカもジャカルタ市場に続く第二上場で、香港市場での取引量そのものよりも国際市場での手軽な知名度向上を図ったもようだ。ジャカルタでの原株の動きが裏付けともなるため、HDR価格は一定程度支えられるとみられる。