豪ASXに上場しているInternational Graphite Ltd(ASX: IG6)は、6月17日、イタリアのマルゲラ港(Port Marghera)にある一流の工業用地における黒鉛加工ハブ設立に向け、国際的に名高いイタリアの化学メーカーAlkeemia S.p.A.との間に合弁事業(JV)および株主間契約を締結したとの声明を発表した。
声明によれば、Alkeemiaが本JVの51パーセントの持分を保有し、IG6が残りの49パーセントを保有する。ただし、利益は50:50と均等に分配される。また、IG6の出資額は1,200万豪ドルと公表された。
IG6は本JVをAlkeemiaの精製計画と合わせることで、“中国に依存しない欧州の重要鉱物加工プラットフォームの構築”を目指す所存。現状、欧州で消費される加工黒鉛のほぼすべては、中国から輸入されているのだという。
具体的には、Alkeemiaの既存の産業インフラを活用しながら、産業、エネルギー貯蔵、先端製造、防衛用途向けの高付加価値グラファイト製品の生産を計画しており、同黒鉛加工ハブは、2026年第3四半期に建設開始予定。2027年下半期を初生産目標としている。
また、EUの“重要原材料法(EU Critical Raw Materials Act)”の要件を満たす製品の生産を計画しているとのことで、本JV発足による欧州連合やイタリア政府機関などからの財政支援へのアクセスの可能性にも言及がある。