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為替相場推移 TTS 3か月
■数量動向
2026年5月単月は4,318トンと、前月比76%、前年同月比76%となり、2カ月連続で減少した。韓国向けは4,294トン(前月比75%、前年同月比79%)と減少したものの、引き続き輸出の大半を占める主力市場となっている。
タイ向けは24トン(前月比100%、前年同月比11%)と低水準で推移し、日本材需要の縮小傾向に変化はみられない。
1-5月累計は2万7,633トン(前年同期比93%)。韓国向けは前年比95%と底堅い一方、タイ向けは58%まで落ち込み、韓国依存型の輸出構造が一段と鮮明となっている。(表―1、グラフ―1)。


■金額動向
2026年5月単月は17億99百万円と、前月比80%ながら前年同月比107%となり、高水準を維持した。韓国向けは17億88百万円(前月比80%、前年同月比111%)と減少したものの、引き続き輸出金額の大半を占める主力市場となっている。
タイ向けは12百万円(前月比112%、前年同月比17%)と低水準で推移し、構造的な需要縮小に変化はみられない。
1-5月累計金額は102億17百万円(前年同期比110%)。韓国向けが前年比112%と堅調な一方、タイ向けは63%にとどまり、金額面でも韓国依存型の輸出構造が続いている。(表―2、グラフ―3)。


■FOB推移
韓国向けは391円/kg→416円/kgと上昇し、10カ月連続の値上がりとなった。5月は円高方向への修正がみられたものの、国内UBC需給の逼迫やアルミスクラップ高を背景に、高値圏を維持している。
タイ向けは437円/kg→491円/kgと上昇したが、数量は24トンと極めて少なく、スポット取引による価格変動の影響が大きい。構造的な需要縮小傾向に大きな変化はみられない。
国内UBC価格は397円/kg→433円/kgへ一段高となり、11カ月連続で上昇。円高は一定の上値抑制要因となったものの、国内集荷競争の激化や高値圏のアルミ市況を背景に、過去最高水準を更新した。
米国UBCも上げ一服も高値圏で推移。
(グラフ―3)。

アルミUBC(飲料缶)プレス品 国内相場(JPY/Kg)推移 1年
米国産アルミUBC(飲料缶)プレス品(FOB/USA) (¢/lb) 1年
主要税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB(JPY/Kg)実績 ( )内は前月実績
■今後の展望(UBC関連スクラップ)
今後のUBC市場は、価格調整局面に入ったものの、急落には至りにくい展開が予想される。中東和平進展を受けてLMEアルミ相場はホルムズリスクプレミアムが剥落し急落、国内UBC価格も6月後半から40円前後の調整を余儀なくされた。一方で、6月以降も円安基調が続いていることに加え、韓国向けFOB価格は上昇を続け、国内需給も依然タイトであることから、価格の下支え要因は残る。
また、中国産アルミ線やADCの流入拡大により国内需給はやや緩和しているものの、LME在庫は依然低水準で、中東製錬所の完全復旧にも時間を要する見通しだ。UBC相場は高値修正局面にあるものの、需給環境そのものが大きく緩む状況ではなく、夏場以降は550円前後の国産ADC相場とともに下値を探りながらも、円安や韓国向け需要が相場の下支え役となる展開が見込まれる。
(IRUNIVERSE S. Aoyama)