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2026年7月LMEアルミ&NSP相場推移 持ち直し、需給逼迫感が再浮上 在庫減少で回復基調

2026/08/03 17:09
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2026年7月LMEアルミ&NSP相場推移 持ち直し、需給逼迫感が再浮上 在庫減少で回復基調

LMEアルミ相場(2026年7月)
7月のLMEアルミ相場は、6月後半の急落局面から持ち直した。月初は3,100ドル台前半で底入れした後、中東情勢を巡る供給不安やLME・SHFE在庫の減少、現先市場でのバックワーデーション拡大を背景に3,200ドル近辺まで反発した。一方で、6月前半に記録した3,500ドル台には届かず、中国の生産上限規制や中東供給リスクが相場を支えたものの、株式市場や景気見通しに左右されやすい地合いは変わらなかった。総じて7月は、6月後半の調整局面に対する自律反発の色彩が強く、本格的な上昇トレンドへの回帰には至らなかった。

7月のLMEセツルメントアルミ相場は、6月後半の急落局面から持ち直したものの、月間平均では前月を大きく下回った。Cash平均は3,458.64ドルから3,155.98ドルへ302.66ドル下落、3M平均も3,438.89ドルから3,148.93ドルへ289.96ドル下落した。月間HIGHはCashが7月30日の3,231.00ドル、3Mが同日の3,187.00ドル、LOWはCashが7月2日の3,061.50ドル、3Mが同日の3,065.00ドルとなった。LME在庫は月初30万1,775トンから月末26万4,400トンへ3万7,375トン減少し、2022年以来の低水準を更新。現物需給の引き締まりを背景にバックワーデーションも拡大したが、平均価格は6月前半の3,500ドル台という高水準の影響を受けた前月の反動から大きく低下した。もっとも、月中以降は3,100ドル台後半まで持ち直しており、調整局面からの回復基調がうかがえる内容となった。


LMEアルミ相場推移(USD/t)3カ月

 

LME在庫は月初32万4,850トンから月末26万4,400トンへ約6万トン減少し、2022年以来の低水準を更新した。現先市場ではバックワーデーションが月後半に30ドル超まで拡大し、現物需給の逼迫が一段と鮮明となった。一方、キャンセルワラント比率は前月の約30%から20%台前半へ低下したものの、LME在庫そのものは大幅な減少基調を維持しており、供給制約を背景とした相場の下支え要因となった。



NSP相場
NSP相場は、LMEアルミ相場の上昇と円安を背景に月前半から中旬にかけて切り上がったものの、月を通してみると6月の急落局面からの戻りは限定的で、高値圏でのもみ合いが続いた。月初は624円でスタートし、LMEアルミの在庫減少やバックワーデーション拡大を背景に上昇基調をたどり、8日には635円、12日には646円、24日には659円まで上昇。30日には月間高値665円を付けた。その後は月末に654円へ小反落して取引を終えた。
月間HIGHは30日の665円、LOWは1日の624円。月間平均は643.14円となり、前月平均683.82円を40.68円下回った。LMEアルミでは在庫減少や現物市場のバックワーデーション拡大が価格を支えた一方、NSPは6月後半の急落水準から持ち直したものの、月間平均では依然として前月を大きく下回った。総じて7月は、相場の下げ止まりと回復基調が確認されたものの、本格的な上昇局面への転換には至らなかった月と位置付けられるだろう。


NSP(JPY/Kg)とLMEアルミ相場推移($/トン)3カ月

 

(2026年6月~7月のLMEアルミ相場&在庫の推移)

NSP相場推移(JPY/KG)


(為替相場の推移)

 

 


(IRUNIVERSE S. Aoyama)

 

青山 雫

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