低濃度貴金属の回収、都市鉱山のリサイクル事業立ち上げ、排水資源化の共同研究・実証を、技術評価と採算検討の両面から支援
株式会社ガルデリア(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:谷本 肇)は、10月2日、昨日(10月1日)より、企業の資源回収・資源化を支援する3つのサービスの提供を開始すると発表した。「低濃度貴金属の回収・処理支援」「都市鉱山の資源回収・リサイクル事業立ち上げ支援」「微細藻類による排水資源化の共同研究・実証」を通じて、企業の新規事業検討における工程の検討、試験、採算評価、実証・導入に向けた計画づくりを支援する。
同当社が貴金属回収技術の開発や実工場への商用導入で培った経験をもとに、技術面と経済面を併せて検証する。
サービス提供開始の背景
各サービスは同社がこれまで培ってきた技術開発とビジネス開発のナレッジをベースに企業の新規事業立ち上げを支援するもの。それぞれのテーマは専門性が高く、また一般公開されている情報も不足しており、最適な打ち手を検討するにも長い時間がかかっているのが現状だ。
同社が培ってきた技術と手法をコンサルティングサービスとしてご提供することで、より早く、確実にサステナブルな社会の実現に寄与できると考え、サービスの提供を開始することとしたという。
今回の3サービスでは、こうした課題を顧客の対象物や事業構想に即して整理し、必要な試験と検証を進める。試験で得た結果を工程案や収支計画へ反映し、次の実証や設備投資を判断できる状態を目指す。
3つのサービスの概要
サービス名 相談の目的 主な支援
低濃度貴金属の回収・処理支援 保有する固体・液体からの貴金属回収を検討したい。 回収方式の比較、対象物試験、採算評価の実施
都市鉱山の資源回収・リサイクル事業立ち上げ支援 低品位の貴金属を含有したものから貴金属を取り出したい。工場スクラップを使った事業を構想 自社処理のスコープ定義から販売までの事業モデル・投資計画策定
微細藻類による排水資源化の共同研究・実証 産業排水の資源化可能性を確認したい。 微細藻類の培養適合性、藻体の用途・費用を共同検証
1.低濃度貴金属の回収・処理支援
貴金属を含む固体・液体を保有し、未回収金属の回収や処理工程の見直しを検討する企業が対象。
対象金属、共存成分、発生量と変動、既存の処理方法を確認し、前処理や吸着を含む回収方式を比較する。実際の対象物を使った試験で回収率、処理量、薬剤・吸着剤の使用量などを評価し、回収金属の価値と、精製・残渣処理を含む費用を比較。採算と運転条件を確認したうえで、実証や設備導入を支援する。
めっき・表面処理、電子部品などの製造現場で、低濃度の貴金属回収を検討する際にご相談いただけます。
2.都市鉱山の資源回収・リサイクル事業立ち上げ支援
低品位の都市鉱山資源や、自社工場で発生する規格外品などからの貴金属・金属資源の回収について、新規事業や事業拡張を検討する企業を対象とする。
対象原料の発生量、品位、調達条件と、回収・再生した資源の用途、品質、販売先を整理。回収・再生工程の検討、サンプル評価、収支・投資計画の作成を通じて、原料調達から販売までの事業モデルを具体化する。
回収・リサイクル事業者、原料や販売先のネットワークを持つ商社、新たな資源循環事業を検討する企業などに対し、事業構想から実証・事業化までを支援する。
3.微細藻類による排水資源化の共同研究・実証
産業排水を保有する企業や、藻類バイオマスの利用を検討する企業などと、微細藻類ガルディエリアを用いた排水資源化の可能性を共同で検証する。
排水の性状や発生量を確認し、培養適合性、水質の変化、藻体の収量・成分・不純物を評価。得られる藻体の用途と、培養・回収・加工に要する費用を併せて検討し、現地実証に向けた計画と実施体制を具体化する。
同社は2026年8月、リバネスと排水資源化プロジェクトを始動。同サービスは、その取り組みを基盤に、排水を排出する企業、研究機関、藻体利用先との共同研究・実証を進めるものだ。個別の排水に対する適合性や経済性を評価する段階から相談可能。
実工場への商用導入で培った知見を活用
同社は、微細藻類由来の貴金属吸着剤と前処理プロセスの開発に取り組み、事業立ち上げを行ってきた。これには藻類の培養だけでなく、貴金属の分類技術、回収技術はもちろんのこと、業界ネットワークなど幅広い知見が必要だった。
こうした経験を生かし、回収性能に加えて、設備規模、作業負荷、回収物の後処理、販売先までを検討。原料や排水の条件によって適した方法と採算は異なるため、対象ごとに評価・検証を行う。
(IR universe rr)