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OZ Minerals社 順調な第3四半期の業績を発表

2019.10.17 13:57

 豪州アデレードに拠点を置くOZ Minerals社は、10月16日、2019年第3四半期の業績を公開した。これによると、銅・金共に好調で、2019年総生産の予測ラインを下回らないことが予想される。また、同社が進めているCarrapateenaプロジェクトの進捗状況及び最新情報も公開され、建設はほぼ完成、11月にも販売可能な最初の精鉱が予定されているという。

 

 同社の今年9月末までの3ヶ月間の銅の生産量は24,663トンで、4月から6月までの28,525トンから約13.5パーセントの低下を見せた一方、金は30,346オンスで、同27,072オンスから約12パーセント増加した。Financial Review紙によると、2019年あたまに顧客が出荷を延期するなどして生じた懸念を緩和することにより、世界中のライバル会社が混乱に陥る中で、OZ Minerals社は銅の売上高において大きな回復を見せたとのことである。

 

 さらに同紙は、過去3ヶ月間の同社の銅精鉱の出荷量急増の理由は、次の鉱山であるCarrapateenaプロジェクトにおける生産を11月までに始めることを宣言したためであるとしている。ちなみに、同社の現金残高は、9月末日時点で1億9,500万豪ドル(AUD)、これの大半はCarrapateenaプロジェクトへの投資金である。

 

 精鉱の在庫量は、前期から7,400万ドルの減少が見られるが、これは過剰在庫の状態から通常レベルに戻ったのだそうで、前期に見られた出荷延期などの問題が今期調整されたことが理由として挙げられる。また、他会社に目を向けると、例えばMMG社のペルーにあるLas Bambas鉱山は道路封鎖のため阻止されており、北アメリカのTeck社とAsarco社は現場でのストライキに苦しんでいるなど、世界各地で銅精鉱にとって困難な、あるいは不運な状況が発生している。これらを受けて世界の銅供給は3パーセントほど落ち込みを見せ、こうした動向もOZ Minerals社の売上上昇に繋がったものと見られる。

 

 同社の株価は10月17日午後2時現在、一株あたり9.46豪ドル(AUD)の値を付けている。これは今年4月に記録した10.92豪ドルという高値よりは下回るものの、世界経済の健全性への懸念が引き起こした銅価格の下落により、9月初旬に記録した8.68豪ドルに比べれば、回復を見せたと言える。ただしこの株価の回復は、銅価格自体の回復というよりは、豪州で金が記録的な価格で取引されたことにより相殺された、という見方が大きいようだ。また、2014年から見ると、株価は3倍に成長している。

 

 同社が現在最も力を入れているCarrapateenaは南オーストラリアでの銅と金のプロジェクトで、Port Augustaから約160km北に位置する。前述した通り11月までの生産開始が予定されており、18万トン以上の開発鉱石が地表に備蓄されているという。同社は、このCarrapateenaプロジェクトに注力すると同時に、同社の現在の主要鉱山で、同じく南オーストラリア北部に位置するProminent Hillにて生産予測、費用その他の目標を達成することにも集中していくと述べた。

 

 

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Crnokrak, Ayako

 東京生まれ、英国ロンドンを経て豪州シドニー在住。現在フリーで翻訳・執筆の仕事を引き受けている。

 もう一つの顔としては、専門は音楽。博士号(音楽)を持つ。 

 翻訳・執筆のご依頼、シドニーにて簡単な通訳が必要な際などには是非お声がけください→info@iruniverse.co.jp(窓口:川合)

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