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豪Iluka社、合成ルチル取引先からの支払い拒否が続きChemours社を提訴

2020.07.30 17:43

 豪Iluka Resourcesに関しては先月、複数の取引先からの受取・支払い拒否や滞納に見舞われており、合成ルチルの輸出・販売に苦戦しているという報道が出た。コロナ禍でどこも苦しいことをあらためて実感したが、残念ながらこの問題はなおも続いていたようで、7月28日、同社がついに顧客のうちの1社に対し法的手段に出たことが明らかになった。

 

 Iluka社は取引先である米国の化学薬品大手Chemours社を相手に、契約不履行としてニューヨーク州最高裁判所にて法的な手続きを開始したという。Australian Mining紙の今回の報道によれば、Chemours社が5月出荷分である20,000トン分の合成ルチルについてIluka社に支払いを行わなかったことからこの問題が明るみに出ていたが、今回7月出荷分に関しても支払いが達成されず、ついに法に訴えることになったとのこと。Chemours社はこの件について、まだ公式にコメントしていないようだ。

 

 なお、取引先からの受取拒否や支払い拒否が発生していることから、Iluka社の今期の合成ルチル販売は苦戦するものとみられていたが、先日の第2四半期発表によれば、ミネラルサンド全体で見ると売上は前年同期比で17.6パーセント低下したものの、合成ルチルに関しては3.4パーセントの上昇を見せたという。さらにWA州Capelでの操業では、イルメナイトの品位向上によるアップグレードにより、合成ルチルの生産量が結果として10パーセント増加したことも明らかにされている。

 

 このように合成ルチルに関しては生産および販売量が増えたが、ルチル、ジルコンに関してはパンデミックによって生産量を削減したり販売が振るわなかったりしたため、ミネラルサンド全体では通常より弱い結果となった。具体的には、ルチルの生産は前期から29パーセント縮小。ジルコン販売は、前期からは倍以上に回復したが(Q1が25,000tであったのに対しQ2は53,000t)、これでもまだ、中国市場や欧米市場への新型コロナウイルスの打撃に影響されているとのこと。ただし同社は、こうした市場や世界の不確実性に対応するため現金の保全にも努めているとのことで、Australian Mining紙は次の四半期の見通しを明るいと見ている。Iluka社は、引き続き市場の状況や顧客の出荷レベルを監視し、必要な場合には生産設定を調整する準備もできているとした。

 

 

(Ayako Crnokrak)

 

 

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 豪州シドニー在住。翻訳・執筆のご依頼、シドニーにて簡単な通訳が必要な際などには是非お声がけください→ MIRUの「お問い合わせ」フォーム又はお電話でお問い合わせください。

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