GSユアサコーポレーション:リチウムエナジー ジャパン(LEJ)を解散清算しGSユアサが吸収
ジーエスユアサコーポレーションは29日、三菱商事、三菱自動車などで構成されるリチウムエナジージャパン(LEJ)を解散清算しGSユアサが吸収することを決定した。LEJはGSユアサへの事業譲渡が完了した後に、2024年3月31日をもって解散し、清算手続きに入る予定。
ジーエスユアサコーポレーションのリリースによると
当社の連結子会社である株式会社 GSユアサ(本社:京都市南区、社長:村尾 修。以下「GSユアサ」といいます。)は、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、社長:中西 勝也。以下、「三菱商事」といいます。)および三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、社長:加藤 隆雄。以下、「三菱自動車」といいます。)が保有する株式会社 リチウムエナジー ジャパン(本社:滋賀県栗東市、社長:青山 俊之。以下、「LEJ」という。)の株式を取得し合弁解消を行うこと、ならびにGSユアサがLEJの事業を譲り受け、LEJを解散および清算することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
1.合弁解消
(1)合弁解消の理由
GSユアサ、三菱商事および三菱自動車は、電気自動車およびプラグインハイブリッド車向けのリチウムイオン電池を製造、販売する合弁会社として、LEJを2007年12月12日に設立し運営してまいりました。今後、車載用およびESS(Energy Storage System:電力貯蔵システム)用リチウムイオン電池の需要が急拡大することが見込まれますが、車載用およびESS用リチウムイオン電池事業の継続と発展のためには大規模投資と競争力のある製品開発が必要となります。機動的かつ効率的な経営のためには、当社グループにおいて再編を行うことが合理的であると判断いたしました。
(2)合弁解消の内容
三菱商事および三菱自動車が保有するLEJ株式をGSユアサが全て取得し、合弁契約を解消いたします。取得価額については相手先との守秘義務に基づき開示を差し控えさせていただきます。
https://ir.gs-yuasa.com/jp/ir/news/auto_20240126520198/pdfFile.pdf
(IRUNIVERSE/MIRU)
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