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【年末企画・亜鉛】供給不安が付きまとい高値圏で推移

 2024年のLME亜鉛相場(現物)は、鉱石ベースでの供給不安が付きまとい高値圏で推移する展開となった。主要鉱山での操業停止が相次いだ23年の流れをそのまま引き継ぐ形になったからだ。5月と10月に大きな山があり、10月24日に記録した年間の最高値は1トン3,237.5ドルだった。25年は供給事情の改善が見込まれており上値は限られそうだが、金利引き下げに向かう欧米の景気動向や、景気対策に本腰を入れ始めた中国経済の行方次第では、上振れ余地も残している。
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