酸化チタン大手の石原産業は11日、チタン鉱石、エネルギーコストなど原燃料価格の高騰から、9月納入分の酸化チタンをキロ当たり40円引き上げる旨発表した。
以下は同社のリリース
当社酸化チタン事業を取り巻く環境は、近年の原燃料価格の高騰を受け、販売価格への転嫁に取り組んで参りましたが、それを大幅に上回るコスト上昇により事業採算が大幅に悪化しております。 足元は燃料価格は下落傾向にあるものの、チタン鉱石をはじめとした原料価格については高価格帯で推移しており、また生産設備の維持費用も年々増加している中、酸化チタンをはじめとする無機化学事業の収益は大きく圧迫されています。 当社と致しましては、安全・安心な生産活動を継続し、需要家様に安定的に製品を供給していくためには事業採算性の改善が急務であるとの考えの下、更なる製品価格への転嫁が必要と判断し、下記の通り酸化チタンの価格改定を実施することと致しました。
1.価格改定幅 40円/kg
2.実施時期 2023年9月1日
【リリース】
石原産業:国内酸化チタン価格改定の件
https://www.iskweb.co.jp/topics/pdf_viewer.php?pid=3292&fid=3294