フェルディナンド・マルコスJr.大統領は月曜日、技術・産業、貿易・サービス、社会事業に重点を置くマルチセクター企業であるベトナムのVingroup Companyからのフィリピンへの投資、特に電気自動車(EV)バッテリー生産への申し出を歓迎する中で、このように述べた。
マルコス・ジュニア氏はハノイでの会議中にビングループの幹部らに対し、この事業は時宜にかなったものであると語り、同国が現在公共交通機関の近代化を進めていることを指摘した。
「貴社がフィリピンへの事業拡大に関心を持っており、フィリピンでオフィスを組織し始めたばかりであることを知り、大変嬉しく思います。 そして、あなたにできることはたくさんあると思います」と彼は述べた。
「ビングループはフィリピンでよく知られています。なぜなら、私たちは電気自動車のバッテリー生産に関して、将来何をしたいかについて非常に一致しているからです。」と彼は付け加えた。
マルコス・ジュニア氏は、これらの車両の仕様は現在最終決定中であり、政府はオペレーターとドライバーを協同組合に統合していると述べた。
電気自動車とその部品に関して、政権はできるだけ早く近代化を完了するために、1つのサプライヤーだけに集中するのではなく、市場を開いたままにするつもりだと同最高経営責任者は述べた。
同氏は、フィリピンにはニッケル、コバルト、銅の豊富な埋蔵量など、電池生産に必要な要素がすべて揃っているため、EV電池生産を支援できると付け加えた。
一方、マルコス・ジュニア氏は、20件の奨学金についてビングループに感謝し、「このデジタル時代においてフィリピン人が競争力を維持できるようにする」と述べた。
奨学金の提供、スキルアップ、スキルの再教育は、この国が成功するために非常に重要なことである、と彼はさらに続けた。
※Vingroup Company:正式名称はビングループJSC(Vingroup Joint Stock Company)。ベトナムにおける最大の私有企業にしてコングロマリット。
風光明媚な地であったベトナムのフーコック島を開発し、総面積85haのテーマパーク、カジノも併設する大型リゾート・娯楽・複合商業施設である「グランドワールド・フーコック」を開業させている。
これによりフーコック島はフーコック島県からフーコック市へと格上げされた。
(IRuniverse Ryuji Ichimura)