三菱ケミカルグループは7月24日、MMA(メチルメタクリレート)モノマー、MAA(メタクリル酸)およびメタクリル酸エステル類の国内価格を改定、取引先との交渉を開始したと発表した。
1.対象製品と改定幅
MMA モノマー、MAA: 国内価格 +30 円/kg
メタクリル酸エステル類(BMA・HEMA 等)
BMA(ブチルメタクリレート)、HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート):国内価格 +30 円/kg 以上
2.改定時期:2024 年 8 月 1 日納入分より
3.背景:MMA 関連製品の製造にかかわる原材料費、物流費、保管費等のあらゆる費用が上昇を続けている。一方で同社グループは広島事業所での製造ライン最適化をはじめとするあらゆるコスト削減に取り組んでいるが、自助努力にて吸収出来る範囲を超える事態となっており、今後も国内取引先へ良質な製品を安定的に供給していくために、価格改定を実施せざるを得ないとの判断に至りたったという。
(IR universe rr)