
増強が完了した生産設備(一部)
KHネオケム(東京都中央区、髙橋理夫社長)は29日、機能性材料事業の主力製品である冷凍機油原料の生産設備増強工事がこのほど完了したと発表した。年産能力は従来の1.5倍となった。
冷凍機油はエアコンの内部で冷媒を圧縮する装置の中で使用される潤滑油。新興国でのエアコン市場の拡大や、オゾン層保護、地球温暖化抑制に配慮した冷媒へのシフトに伴い、同社の冷凍機油原料の需要が近年伸長傾向にあるという。
同社は今回の設備投資で冷凍機油原料をはじめとする千葉工場全体の生産能力を増強・最適化し、同工場の収益力を一層強化していく考えだ。
(IRuniverse K.Kuribara)