前回は、韓国からキルギスを経由したロシアへの輸出の可能性を検討した。貿易統計の限りでは、キルギスを経由した迂回輸出の実態は十分に確認できなかった。一方で、日本からのキルギス向けの輸出については禁輸措置の対象の品目を中心に少量ながらも急増している様子は確認できた。この実態は中国も同様である。図1はその中国について日本からの中古車輸出台数を示したものである。これを見ると、少量ではあるものの日本のロシア向け禁輸措置の対象（1900cc超や電動車など）を中心に数量が伸びている。
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