阪和興業と同社連結子会社であるPT. HANWA INDONESIA(阪和インドネシア)は26日、インドネシアの食品流通業者であるPT. PUTRA PERMATA PASIFIK(P3社)との合弁により、コメの精米加工・販売を行うPT. MIRAI PERMATAPERSADAを2024年10月に設立したと発表した。出資比率は阪和側が49%で、P3社が51%。
同社と阪和インドネシアは、インドネシアでジャポニカ米の販売事業を行ってきた。昨今の和食文化の台頭を受け、インドネシア国内でのジャポニカ米需要の高まりがみられることから、同事業のさらなる拡大を目指すため、合弁会社の設立に至ったという。生産から販売までのサプライチェーンを垂直統合し、拡大する市場でのシェア獲得を目指す。
また、阪和興業の既存の水産品加工販売とのシナジー効果も生み出し、食品事業の拡大を図る考えだ。同社と阪和インドネシアはインドネシアに進出する日系レストランなどのジャポニカ米需要に応えるべく、その供給体制を構築していく方針を示している。
(IRuniverse K.Kuribara)