
蝶理は17日、中国の浙江藍徳能源科技発展有限公司(浙江藍徳)と中国大陸以外を対象とした新製法の電解アルミニウム向けイオン液体の販売総代理店契約を締結したと発表した。浙江藍徳は2025年中に新製法の電解アルミニウム向けイオン液体のパイロットプラントを稼働予定で、両社は実用化に向けて訴求を図っていく考えだ。
浙江藍徳は、中国科学院のイオン液体研究チームを母体とし、2009年に設立。研究開発センターを保有し、中国科学技術部の3つの国家プロジェクトに参加している。また、浙江大学の特別招聘研究員である陸盈盈氏をはじめとした優秀人材を確保し、「イオン液体新材料研究院」を設立しており、これまでに取得した発明と実用新案特許は20項目を超えている。
蝶理は2022年7月に浙江藍徳とイオン液体の販売総代理店契約を締結して以来、日本、韓国、台湾、インド向けの販売拡大に注力してきた。
(IRuniverse K.Kuribara)