
いすゞ自動車がエルフ EV(バッテリーEV小型トラック)などの量産車にグリーンスチールを採用したと24日、日本製鉄とJFEがそれぞれ発表した。自動車業界でのグリーンスチールの導入促進が期待される。
日本製鉄が提供するグリーンスチール「NSCarbolex® Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」は、エルフEVの部品に使用される線材のほか、現在建設中の電動開発実験棟の主要鉄骨部材に使用されるハイパービーム®(外法一定H形鋼)や付帯施設の柱に使用される鋼管などに採用された。いすゞ自動車のScope 3上流におけるCO2などの温室効果ガス排出量の削減に貢献する性能が評価されたという。
一方、JFEは鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した「JGreeX®」がエルフ EV(バッテリーEV小型トラック)をはじめとする量産車の構成部品に採用されたと公表した。2025年4月から順次使用される予定だ。
(IRuniverse K.Kuribara)