
蝶理は10日、中国の江蘇華峰瑞訊生物材料有限公司(CovationBio)と戦略提携契約を締結したと発表した。サステナブル商材の市場開拓の推進を図る。
CovationBio は、親会社である華峰集団有限公司がアメリカのデラウェア州に本社を置くグローバル企業である DuPont de Nemours, Inc.(デュポン)のバイオ材料事業を買収し、2023年に設立した企業で、革新的なバイオベース素材の開発と製造に特化した事業を展開している。2025年4月には非食用バイオマス由来の「CovationBio® bioPTMEG」 の生産を発表。第一期として、2026年初頭に5万トンのキャパシティを持つ工場で商業生産を開始する見込みで、将来的には供給能力を50万トンに拡大する見通しを立てている。
長年にわたり華峰集団をサポートしてきた蝶理は、今回の戦略提携を契機に、「価値共創型アライアンス」としての高機能なバイオベース素材の普及と革新を共同で推進していく考えだ。
(IRuniverse K.Kuribara)