神鋼商事は26日、グループの神商精密が真岡市と「真岡てらうち産業団地(第2期分譲分)」の土地予約譲渡協定を締結したと発表した。アルミ精密加工事業の生産拠点とする計画で、27 年3月に土地の引き渡しを受けた後、工場建設に着手し、28年7月からの同事業の開始を目指す。
真岡市との土地予約譲渡協定の締結は25日付。神商精密は半導体製造装置向けのアルミ厚板の精密加工と、加工時に発生するアルミ切削屑の水平リサイクル事業の展開を計画しており、取得した土地は、その新工場用地になる。
神商精密は、半導体製造装置向けアルミ厚板の精密加工や、加工時に発生するアルミ切削屑の水平リサイクル事業の展開を計画している。2025 年度下期から半導体製造装置向けのアルミ厚板の販売管理事業を開始する予定だという。
同社は神鋼商事と神和アルミ工業が24年6月に設立した新会社で、神鋼商事が「中期経営計画2026」で掲げる「独自のサプライチェーン構築によるビジネスモデルの多様化」の実行計画の1つになる。
(IRuniverse G・Mochizuki)