
~量産化の実現に向けクラウドファンディングを開始~
株式会社マイまくら物産(福岡県大川市、代表取締役社長:池田 亮)と三井化学株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修)は、9月11日、持続可能な社会の実現に向け、国内初のバイオマス特性を割り当てたトルエンジイソシアネート(以下「グリーン原料」)を用いた、Bio ウレタンマットレスの開発に成功したと発表した。量産化の実現に向け 2025 年9月3日より、Makuake(マクアケ)でのクラウドファンディングプロジェクトを開始していた。
■Bio ウレタンマットレス「NATURE REST」の環境貢献
マイまくら物産は「地球と体に優しい睡眠を」をテーマにマットレス製品を始め、枕や掛け布団、毛布など幅広い製品の製造を行っている。今回マイまくら物産は寝具製品の次世代モデルとして、三井化学のグリーン原料を用いた Bio ウレタンマットレス「NATURE REST」の開発に成功。三井化学のグリーン原料はマスバランス方式※1に準じたバイオマス原料であり、化石原料から置き換えることで削減可能となる CO2 量はウレタマットレス 1000 台あたり、557 本分の杉が1年間で固定化する CO2 量(7.8t、暫定値)※2に相当する。
■「NATURE REST」の特徴
・Bio マスバランス原料で環境にやさしく、石化資源の利用削減による GHG 削減に貢献
・サラッとしたソフトタッチ、ふわっと宙に浮くリラックス感で森の中での眠りを想像
・防ダニ、防カビに優れた通気性で、清潔な睡眠環境を維持
■Makuake プロジェクト
プロジェクト内容:日本初の新素材を使用し環境負荷低減と寝心地を両立させた地球とカラダに優しいマットレス
プロジェクト期間:2025 年9月3日(水)12:00~2025 年 10 月 19 日(日)23:59
プロジェクト URL:https://www.makuake.com/project/suimingiken01

※1:マスバランス方式(物質収支方式)
「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)。
石油由来のプラスチック・化学品と物性が全く変わらないこと、これまで難しかった素材でもバイオマス化が可能となるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて社会全体のバイオマス度を向上させるための重要なアプローチになる。三井化学グループでは、既に約 40 を超える製品群でマスバランス方式によるバイオマス化を実現している(2025 年6 月現在)。また、サーキュラーエコノミーにむけたリサイクルソリューションとして展開されていくケミカルリサイクルにおいても、マスバランスは重要な役割を果たす。

※2:杉1本あたりが 1 年間に固定化する CO2 を 14kgで算出(参考:年間 CO2 排出量▲7,800 ㎏/14 ㎏=557 本/年(本分の杉が1年間で固定化する CO2 量))
(IR universe rr)