
株式会社日新(神奈川県横浜市、代表取締役社長:筒井雅洋)は、10月8日、リチウムイオン電池の循環物流ソリューション 「LiBerth」の専用ホームページ(https://liberth.nissin-tw.com/)を開設したと発表した。
【ミッション】
2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、EVや再生エネルギーの拡大に伴い、車載用や定置用の大型蓄電池をはじめとしたリチウムイオン蓄電池(以降「LiB」と表記)の需要が大きく拡大しており、その先の将来には、大量の使用済みLiBが発生することが確実視されている。
一方で、LiBに含まれる電解液は消防法の危険品に該当するため、物量に応じて危険物倉庫での保管が必要となるが、現在、全国的に危険品倉庫は不足している。今後もその状況が続いていくと予想されている。
【コンセプト】
日新が持つ物流リソースとパートナー企業の様々な技術を組み合わせ、使用済みLiBに対応した機能を開発ししている。
LiBの開発から製造、リパーパス、リサイクルまでのバッテリーのバリューチェーンのすべてに安全・安心で効率的なバッテリー循環物流ソリューション「LiBerth」を提供する。
【提供価値】
* 消防法に対応した専用容器(LiBボックス、LiBerthコンテナ)により、一般倉庫でLiBを保管する機能を提供。
* 必要とするエリアで、必要とする期間、必要な数量を、日新及び提携企業の物流施設でLiBの保管機能を提供。
* 万が一の発火に対応した自動消火、圧力ベント、自動異常検知、監視システムなど各種機能を提供。
* LiBの充放電や検査、簡易解体など、物流に求められる新たな付帯機能を提供。
今後は、保管機能だけでなく、トラックや鉄道、船舶による輸送に対応したLiB専用容器の展開も予定。
(IR universe rr)