
2025年10月20日、21日、中国厦門市で開催された第10回APACでは、世界のMn鉱石とFeMnに関する情報は、SMM 臧蕭然分析師から発表されました。
2025年時点での、中国で消費される、ステンレス鋼生産用のマンガン合金鉄(SiMnとFeMn)の構成比率は、
200系で、中低CFeMnで43%、高SiSiMnが27%、電解Mnが30%
300系で、中低CFeMnで33%、高SiSiMnが28%、電解Mnが39%
200系に於いても、300系に於いても、電解Mnの比率は低下傾向にあり、ステンレス鋼の溶解工程でのコスト合理化が進んでいると思われます。
マンガン合金鉄の市況は、2026年1月の見込みで、高SiSiMnが6498元/トン、中CSiMnが7792元/トン、低CSiMnが8959元/トン、電解Mnが13445元。
2027年1月時点の予想でも、高SiSiMnが6691元/トン、中CSiMnが8023元/トン、低CSiMnが9225元、電解Mnが14129元と、大きな変化はないと推定。
(電解Mnの価格はやや上昇か?)
中国の電解マンガンの市場は、2025年末時点で、国内生産が87万トン、輸入が32万トン、合計119万トンと前年と同じ程度。2030年末予想で、国内生産が73万トン、輸入が38万トン、合計73万トンと微減傾向(2018年~2030年で -2%)。
需要も2025年末で82万トンから2030年末見込みで75万トンと減少傾向(2018年~2030年で-1%)。
相場は2025年末で13404元/トンから2030年度時点でも14019元/トンと。上昇を見込むも、変動が大きいとされます。
電解Mnの用途はステンレスだけでなく、特殊鋼、Mn-Al合金、テトラマンガン等、多岐にわたり、必ずしもステンレス需要と電解マンガンの需要はリンクしません。
SiMnの中国国内の生産量は2025年末時点で809万トンを予想。2030年末時点で873万トンを予想し、やや増加傾向(+1.55%)で、その内の450万トン程度(約半分)を内モンゴルで生産しています。その内モンゴルの半分の量を寧夏が生産し、残りを江西、重慶、雲南、貴州、山西の各地域で生産していますが、内モンゴルと寧夏以外は少数です。内モンゴルの生産が半分を占めるのは、FeCrと同様の傾向です。
(iruniverse akai)