サンディスク:NANDの供給不足は2026年以降も続く、顧客は2027年の供給を求めている 11月7日より
ハイパースケーラーがAIトレーニングから推論ワークロードへと移行するにつれ、大容量メモリの需要が急増している。HBMはメリットをもたらす一方で、NANDの需要も高まっている。Yahooによると、サンディスクは2026年末までNAND市場の供給不足を報告しており、顧客との会話では2027年まで供給が逼迫するとの見方が出ている。注目すべきは、サンディスクが長期的なデータセンター市場に対して強気の姿勢を維持しており、NANDへの大きなシフトを強調していることである。議事録に収録された同社の発言によると、2026年には、急速な成長と顧客基盤の多様化により、データセンターがモバイルを抜いて初めて最大のNANDセグメントとなる可能性が高いとのことである。一方、Yahoo! Finance によれば、サンディスクの工場はフル稼働しており、大幅に減少した在庫を補充するために生産が最大限に行われているという。
サンディスクは、高帯域幅フラッシュ(HBF)の進捗状況についても言及し、データセンターやエッジクライアントがより高速なAI推論性能を求める中で、このソリューションへの注目が高まっていると指摘している。前四半期に発表されたSK hynixとの技術諮問委員会およびエコシステム連携に続き、同社は両セグメントにおける推論重視のアプリケーションについて、潜在顧客と積極的に協業している。
サンディスクは、データセンター売上高が前期比26%増加したと発表しました。2社のハイパースケーラーが認定を取得済みで、2026年には3社目となる大手ストレージOEMとの契約も予定しており、さらに5社の大手ハイパースケール顧客との契約も継続中です。BiCS8テクノロジーは出荷ビット数の15%を占め、2026年度末までに生産の大部分を占めると予想されている。
DRAMの11~12月の市場動向
- DDR5の価格が急騰している。Samsungが10月に契約価格提示を一時停止し、他社も追随。スポット価格は1週間で25%上昇、16Gb DDR5は7.68ドル→15.5ドルに倍増。
- DDR4も上昇傾向:主要メーカーがDDR4の生産終了を進めており、供給減で価格上昇。DDR4 16Gbは25ドル超え、DDR3も40%上昇
- 一般向け供給が困難に:DRAM大手3社(Samsung, SK Hynix, Micron)はCSPやテック大手に優先供給。一般市場では「売り手市場」が常態化
3 今後の見通し(2025年12月〜2026年)
- AI需要が価格上昇を牽引:AIサーバーは一般サーバーの8倍のDRAMを必要とし、2025年のDRAMビット需要は前年比+20.6%、2026年も+19.1%成長予測。
- DDR5価格は四半期ごとに30〜50%上昇:2026年上半期までこの傾向が続く見込み。16Gb DDR5は30ドルに達する可能性も
- HBMとDDR5への資源集中:HBM4が2025年Q4に出荷開始。HBM製造が標準DRAMの3倍のウェハーを消費し、供給圧迫
DDR4は完全終了へ:Samsungは2025年12月で最終出荷、SK Hynixは2026年4月に全停止予定
考察
・調達は長期契約が必須:スポット市場は価格高騰+在庫枯渇。安定供給には契約ベースの確保が重要。
・DDR4在庫確保は急務:格安PCや既存設計の延命には今のうちに在庫確保を。
・DDR5は早期設計移行を:価格上昇は避けられず、設計段階で容量・速度の最適化が必要。
・中国CXMTの台頭:DDR5/LPDDR5のシェア拡大中。2025年末にはDDR5で7%、LPDDR5で9%のシェア見込み
以下DDR5,DDR4の市場価格2025年8月~11月の大口ユーザー価格を示す。

(IRuniverse 椿匡之)