2026年3月16日~3月22日のバッテリー業界では、水素電池や蓄電池などのニュースが目立った。FDKが新製品の出荷予定を発表したほか、リヴルクスが青森県に工場建設予定を発表した。海外ではGMが車載電池工場を蓄電池向けに変更。電池業界の花形は蓄電池へと移り、その流れは弊社主催の「第13回Battery Summit」でもうかがわれた。
IR Universeは2026年3月17-18日、ベルサール御成門タワー(東京・港)で「第13回Battery Summit」を開催した。1日におよそ200人が来場するなど盛況のうちに終了した。
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<国内>
●FDK、4月にPFASフリーニッケル水素電池の出荷を開始へ
FDKは3月19日、同社製ニッケル水素電池を PFAS(ペルフルオロアルキル及びポリフルオロアルキル化合物)フリー製品としてリニューアルし、2026年4月から量産出荷を開始すると発表した。
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●日立ハイテクなど、電池領域でAI利用の企業県警で実験
日立グループのハイテク企業である日立ハイテクは3月19日、自社ホームページ上で、「AIプラットフォームのEAGLYSおよび電子材料の巴川コーポレーションと協力し、電池・半導体領域における秘密計算AIを活用した企業間データ連携の実証実験を開始した」と発表した。AIを活用して開発期間とコストの削減、データ資産の有効活用、競争力強化を目指す。
AI活用の企業間連携のイメージ

(出所:日立ハイテク発表資料)
プレスリリース: EAGLYS、巴川コーポレーション、日立ハイテク、電池・半導体領域における秘密計算AIを活用した企業間データ連携の実証実験を開始 : 日立ハイテク
●カネカ、さいたま市役所でタンデム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験
化学メーカーのカネカは3月18日、自社ホームページ上で、「さいたま市役所でタンデム型ペロブスカイト太陽電池の実証実験を始めた」と発表した。実験期間は1年間。
さいたま市は3月10日に、カネカとの共同実験について発表していた。
さいたま市と協力し実験開始

(出所:カネカ発表資料)
プレスリリース: さいたま市とタンデム型ペロブスカイト太陽電池の屋外実証事業を開始 | 株式会社カネカ
プレスリリース: さいたま市/株式会社カネカと連携し、タンデム型ペロブスカイト太陽電池を活用した独立電源システムの実証事業を開始します
●NEDO、「フレキシブル太陽電池を利用した太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」を公開
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月18日、「フレキシブル太陽電池を利用した太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」を公開した。
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●リヴルクス、青森県に太陽電池セル工場
蓄電システムのリヴルクス(LivLx Inc.、本社:東京・品川)は3月17日、自社ホームページ上で、「青森県三沢市に太陽電池セル工場を建設する」と発表した。2027年1月中旬に試生産を開始し、その後段階的に量産体制へ移行する。
工場用地は中国テレビメーカーのハイセンス傘下であるレクザ(TVS REGZA)から買収した。リヴルクスはパワーエレクトロニクス機器のヘッドスプリングと太陽光発電のSolar Tech Japanの合弁会社で、2027年12月に会社自体も設立の予定。
新工場のイメージ

(出所:リヴルクス発表資料)
プレスリリース: 株式会社リヴルクス、青森県三沢市に太陽電池セル製造拠点を開設へ~旧TVS REGZA青森工場を取得し、年間約484MWの生産体制構築を推進~ | 株式会社リヴルクス
●「蓄電池事業者協議会」が設立会見
「蓄電池事業者協議会」の設立記者会見が3月17日、東京ビッグサイト(東京・江東)で行われた。
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<海外>
●GMとLGエナジー、米テネシー州の工場を車載向けからESS向けに・外電
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と韓国車載電池大手LGエナジー・ソリューションは3月17日、米テネシー州の電気自動車(EV)用電池工場をエネルギー貯蔵システム(ESS)向け電池の工場に改修すると発表した。ロイター通信が同日伝えた。
EV完成車の販売低迷で車載電池の需要が鈍る一方、人工知能(AI)データセンターを支えるエネルギー需要の高まりが見込まれるのに伴って、ESS需要も伸びるとの見方が広がっている。
(IR Universe Kure)