コマツは4月22日、自社ホームページ上で、「鉱山向け超大型自動運転ダンプトラックの累計導入台数が1000台を超えた」と発表した。採掘現場では地滑りなどの事故が後を絶たないが、自動化や人工知能(AI)などの導入が進むことで、安全性向上に向けて進歩している。
■コスト削減にも効果
プレスリリース: 世界初、超大型自動運転ダンプトラック累計導入台数1,000台を達成 | ニュースルーム | コマツ企業サイト
1000台を超えたのは、無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System、AHS)を搭載した自動運転ダンプ。1000台目は米国企業に納品した。この商品の総運搬量は累計115億トン超で、チリ、オーストラリア、カナダ、ブラジル、スウェーデン、米国の世界6か国で、鉄鉱石、銅、 オイルサンド、石炭や金などの資源運搬に使われている。
コマツによれば、自動運転のダンプは有人稼働ダンプトラックと比較して格段に高い安全性を実現でき、積込・運搬作業で15%以上のコスト削減効果も実証されている。労働価値の創出や事故リスクの低減など、社会的な経済効果も大きい。
同社は今後について、より高度な自動化を実現するSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の開発を進めて自動運転ダンプの性能を引き上げるほか、無人散水車をはじめとする自律型や遠隔操作車両のラインナップを拡充するとした。
■IT企業と協業やAI導入での地質分析も
鉱山の採掘現場では自動化やAIの導入が進む。銅生産世界首位のチリ国営コデルコは、米マイクロソフトやNTTとの協業を進める。インド系米国企業のカッパーテック(Coppertech)は地球地質学などの企業3社と提携し、アフリカ・ザンビアでの銅採掘事業にAIを取り入れる計画を進行中だ。
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(IR Universe Kure)