基準となるLME銅相場の動きは大幅反発後、高値圏での乱高下。月初はイラン情勢の緊張緩和(停戦合意)を受けて急反発し、その後も停戦協議期待と難航懸念が交錯する中で、13,000ドル台を軸とした高値圏推移となった。
月間の値動きを見ると、
CASHの月間LOWは4月2日 12,147.0ドル、3Mは12,236.0ドル。
一方、HIGHは4月24日 CASH 13,230.0ドル、3M 13,295.0ドルと、いずれも月後半にかけて高値を更新した。
月間平均では、
CASH物が12,891ドル、3M物が12,970ドル(小数点以下四捨五入)と、前月の大幅下落から一転して明確な反発基調となった。
4月のLME亜鉛相場は、月初の軟調スタートから徐々に持ち直し、中旬以降は上昇基調へ転換。中東情勢を巡るリスク要因に加え、在庫減少が支援材料となり、銅と同様に反発局面となった。
月初は3,200ドル台前半で推移したが、その後は堅調に切り返し、15日以降は上昇が加速。中旬から下旬にかけては買い優勢となり、3,400ドル台後半まで上昇した。
ただし月末にかけては、他非鉄と同様に利益確定売りや地政学リスクの不透明感を背景に、やや軟調な調整局面となった。
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■ 月間レンジ(精査済)
月間HIGHは、
• CASH:4月24日 3,485.00ドル
• 3M:4月24日 3,474.00ドル
月間LOWは、
• CASH:4月2日 3,235.00ドル
• 3M:4月2日 3,236.00ドル
CASHは下旬に高値を更新した一方、3Mは中旬〜下旬にかけて高値圏を形成する展開となった。
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■ 月間平均
月間平均は、
• CASH:3,362ドル
• 3M:3,369ドル(小数点以下四捨五入)
前月(CASH 3,188ドル、3M 3,213ドル)に対し、
それぞれ約170ドル、150ドルの上昇と、明確な反発となった。
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■ 在庫動向
在庫は月初の約11.4万トンから月末には約9.9万トン台まで減少。
月中に一時増加(14〜15日)する場面はあったものの、全体としては取り崩しが進み、需給引き締まりを示唆する動きとなった。。キャンセルワラント比率は前月末5%から20%台に急上昇。
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■ 総括
4月の亜鉛相場は、
地政学リスクと在庫減少を背景に反発し、銅に連動しつつも独自に上昇圧力を強めた局面
と整理される。
特に在庫減少が価格上昇に直結しており、他非鉄と比べてもファンダメンタルズ寄りの上昇色がやや強い点が特徴となった。今後は在庫動向と中国需要の持続性が焦点となる。
LME亜鉛 VS LME銅相場推移($/トン) 3カ月
LME亜鉛相場推移($/トン) 1年

国内亜鉛建値
国内亜鉛建値はLME亜鉛相場の反発に連動し、大幅な上昇局面となった。月初は前月末水準から引き上げの571円でスタート。その後はLMEの上昇を受けて段階的に引き上げが実施された。
6日に586円、10日に595円、15日には598円へ上昇。さらに20日には628円へ大幅引き上げとなり、23日には643円と月間高値を更新した。
3月の下落局面から一転し、4月は一貫して上昇基調を辿り、月末にかけても高値圏で推移した。
月間平均は、前月567.00円に対し当月604.60円と、30円超の大幅反発となった。
総じて4月は、
LME相場の反発と円安進行を背景に、国内建値が急速に水準訂正した局面
と位置付けられる。
LME亜鉛($/トン、左軸) VS 国内亜鉛建値(JPY/kg)推移 1カ月
為替円(USD TTS)
(2026年3月~4月のLME亜鉛相場&在庫の推移一覧)
国内建値推移(JPY/Kg)
(IRUNIVERSE S. Aoyama)