5月12日13時、新日本電工は26/12期1Q決算を発表し、業績見通しを修正した。今回1Q決算なので説明会が開催されないが決算補足資料を作成している。
<26/12期1Q実績>
〇1Q実績
◼ 実力ベース経常利益(在庫影響や一過性要因を除いた経常利益)は、焼却灰資源化事業での灰処理量増加や溶融メタル市況の高位安定により11億円増益の16億円
◼ 会計ベース経常利益は、電池材料需要の低迷による一部品種の製品受託製造終了等に伴う一過性費用や
在庫影響により7億円増益の11億円
図表1、26/12期1Q実績(百万円、%)

注意:進捗率は通期見通しに対するもの
出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント別
◼ 合金鉄:合金鉄市況の下落により減収の一方、操業が好調であったことにより増益(昨年は計画定修を実施)
◼ 機能材料:電子材料関連需要が堅調であり増収増益
◼ 焼却灰資源化:焼却灰処理量増加、溶融メタル市況の上昇等により増収増益
<26/12期通期見通し>
〇合金鉄・マンガン鉱石市況動向
◼ マンガン鉱石市況は、25年間を通じて下落基調であったが足元では上昇基調(26年1Qは25年の市況下落によりマイナスの在庫影響、26年通期は足元の市況上昇によりプラスの在庫影響に反転)
※主力製品の市況動向については資料の8ページを参照。
〇業績見通し
◼ 実力ベース経常利益
機能材料事業での電池材料需要低迷を、焼却灰の処理量増加や溶融メタル市況の高位安定によりカバーし60億円の見通し
◼ 会計ベース経常利益
足元のマンガン鉱石市況の上昇に伴い在庫影響がプラスに反転することにより70億円となる見通し
図表2、26/12期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
〇セグメント別見通し
◼ 合金鉄(国内):マンガン鉱石市況上昇によるマージン縮小は見込まれるものの円安効果や収益改善等により前年並み
◼ 合金鉄(海外):マンガン鉱石市況上昇(Kudumane)や収益改善策の実施等によりマイナス幅縮小
◼ 機 能 材 料:電池材料需要の低迷により減益(一部の受託製造販売が本年3月で終了)
◼ 焼却灰資源化:焼却灰処理量増加、溶融メタル市況の高位安定により増益
<参考>
図表3、四半期別業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)