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【貿易統計/日本】 2026年3月の鉛くず輸出入推移一覧表
(概況)
数量は前月から小幅減少。
2026年3月は680トンと前月736トン比でm/m92%となり、2月の持ち直しからやや反落。
一方、前年同月比ではy/y94%と前年並み水準に近づいたものの、なお小幅に下回り、全体としては低位圏での推移が継続している。
為替相場推移 TTS 3か月
(詳細分析)
■数量的には
2026年3月単月は680トンと、前月736トンからm/m 92%で小幅減少。前年同月(723トン)比でもy/y 94%とやや低下した。1-3月累計は2,042トン、y/y 67%で、前年同期比ではなお低水準が続く。
■主要仕向け地別
●インド向けは484トン、m/m148%、y/y146%と回復し主力維持。累計1,325トン(y/y146%)。
●マレーシア向けはゼロトン(前月134トン)と再失速。
●その他は196トン、m/m71%、y/y50%。
■総括
3月はインド向け回復が下支えした一方、マレーシア向け消失で全体は横ばい圏。構造としては再び「インド偏重型」へ回帰した形となった。
(表―1、グラフ―1)。


■数量構成比では、前月→当月で、
• インド:44% → 71% と再上昇し、主力色が再び強まった。
• マレーシア:18% → 0% と消失。
• カンボジア・パキスタン・ラオス:0% → 0%(実績なし)。
• 「その他」:38% → 29% と低下。
■補足的整理
3月はインド向け比率が7割超へ回復し、2月にみられた分散化の動きは後退。マレーシア向けが再びゼロとなったことで、「インド主軸+その他補完」型へ回帰した。依然として周辺市場は断続的で、輸出構造の不安定さが続いている。
(グラフ―2)。

■金額的には、
2026年3月単月は172百万円と、前月184百万円比でm/m93%と小幅減少。前年同月(207百万円)比でもy/y83%と下回った。主力のインド向けは142百万円(m/m152%、y/y155%)と増加した一方、マレーシア向けはゼロ、その他向けも30百万円(m/m43%)へ減少し、全体を押し下げた。
1-3月累計は535百万円、前年同期比63%。 インド向けのみ154%と前年超えを維持する一方、マレーシア・その他向け低迷が重荷となり、「インド主軸・全体低調」構図が続いている。
(表―2、グラフ―3)。


■FOB推移は、
全体平均で250円→253円と小幅反発。
主要仕向け地別では、
• インド向け:287円→294円と反発。
• マレーシア向け:実績なし(前月159円)。
外部環境では、
• LME鉛:1,916ドル→1,880ドルと下落。
円安基調が続くなかでも、国際価格は軟調だった。
総括すると、
3月はLME鉛下落にもかかわらず、円建てFOBは小幅上昇。インド向け比率上昇(44%→71%)による仕向け構成の変化が全体単価を支え、2月の調整局面からやや持ち直した月と評価できる。
(グラフ―4)。

LME鉛相場推移(USD/T)6カ月
粗鉛(ブリオン)国際相場動向(USD/T)3カ月
主要税関数量・FOB実績 ( )内は前月実績
主要国別税関別数量・FOB実績 ( )内は前月実績
■今後の展望
• インド依存は継続も、集中度はやや緩和
数量・金額ともインド向けが最大市場である構図は不変。ただし2月はマレーシア・その他向け比率が上昇し、一極集中はやや後退。
• 数量は低位安定~分散変動型へ
総数量はなお低水準だが、複数仕向け地への分散で単月変動はこれまで以上に大きくなる可能性。• 価格は調整後の持ち合い
3月FOBは253円へ小反発したが、上値は限定的で、250~300円前後のレンジ相場を想定。
• 外部環境は弱含み
LME鉛は1,880ドルへ下落。円安が下支えとなる一方、国際価格の追い風は限定的。
• 最大リスクはインド依存
インド向け比率は再び7割超へ上昇。調達動向次第で市場変動が拡大する構造は不変。
→ 総じて、
「インド主導の低位市場、価格は調整後のレンジ推移」が基本シナリオ。
(IRUNIVERSE S. Aoyama)