LME鉛相場(2026年5月)
基準となるLME鉛相場は堅調推移。月前半は非鉄全般の上昇や在庫減少を背景に買いが優勢となり、14日にはCASH2,010ドル、3M2,015ドルまで上昇し、心理的節目の2,000ドル台を回復した。その後は利益確定売りに押されたものの、月末にかけても2,000ドル近辺で底堅く推移した。
月間平均はCASH1,977ドル、3M1,989ドルとなり、前月平均(CASH1,923ドル、3M1,946ドル)に対してそれぞれ54ドル高、43ドル高と続伸した。
月間HIGHは14日CASH2,010ドル、3M2,015ドル。LOWは1日CASH1,944ドル、3M1,956ドル。
在庫は月中まで26万トン台で推移したが、月末にかけて急増し、31万トン台へ大きく積み上がった。これにより、それまで相場を下支えしてきた需給引き締まり感はやや後退した。
総じて5月は、非鉄全般の強地合いを背景に2,000ドル台を回復したものの、月末の在庫急増が上値を抑え、高値圏で伸び悩む展開となった。
LME鉛 VS LME銅相場推移($/トン) 1か月

国内鉛建値
国内建値は5月も高値圏で推移した。月初は前月末378円から、LME鉛の堅調推移と円安進行を背景に7日に381円へ引き上げ。さらに15日には387円まで上昇し、月間高値を更新した。
もっとも、月後半はLME鉛が2,000ドル台定着に失敗し、月末には在庫急増も嫌気されたことから、26日に3円引き下げの384円へ改定された。
総じて5月は、LME鉛の上昇を受けて前半は水準を切り上げたものの、月末にかけては調整色が強まり、高値圏での持ち合いとなった月と整理される。
LME鉛相場($/トン)・国内建値(JPY/kg)推移 1カ月
(2026年4月~5月のLME鉛相場&在庫の推移)
国内建値推移(JPY/Kg) 
(IRUNIVERSE S. Aoyama)