ロンドン金属取引所(LME)は6月16日、ホームページ上で、「7月26日以後に輸入分のロシア産銅とコバルトは、欧州連合(EU)の倉庫に登録できないものとする」と発表した。EUが4月に対ロシア制裁を強化したことに対応する。
プレスリリース:26 164 WARRANTING OF RUSSIAN COPPER AND COBALT IN EU WAREHOUSES.pdf
LMEは「ロシア産の銅とコバルトは、2026年7月25日以前にEUに輸入された証拠がなければ、欧州連合の倉庫に登録できない」と発表した。「銅やコバルトがロシアで生産または輸出される場合、直接的または間接的なEUへの購入、輸入、または移転を禁止する」ともした。7月25日以前の輸入分でワラントに載せられていなかった場合は個別に対応する。

EUは4月23日に新たな対ロ制裁を発表した。鉄鋼やアルミニウム、ダイヤモンド、金、ヘリウムなどのEUへの輸入を禁じるとしている。ロシアが海外生産に頼る銅やバッテリーなどは輸出を禁止する。輸入制限の対象額は912億ユーロ(約17兆円)でロシアによるウクライナ侵攻前のロシアとEU間の取引規模の58%、輸出は480億ユーロで同54%程度を、それぞれ占める規模だ。