阪和興業は7日、同日開催の取締役会において、中山製鋼所との間で、資本業務提携契約を締結し、今後、中山製鋼所が実施する第三者割当による株式発行を引受けることを決議したと発表した。鉄鋼原料分野における連携強化のほか、鉄鋼製品分野における販売・調達協力、新電気炉プロジェクトに関する協力を推進していく考えだ。
中山製鋼所は、阪和興業の重要な取引先であり、長年にわたり良好な取引関係を継続している。 また、阪和興業は現在、日本製鉄と新電気炉プロジェクトを推進中だ。阪和興業は同プロジェクトを鉄鋼業界の GX(グリーントランスフォーメーション)化を象徴する重要な投資案件と認識しており、今回の増資引受を通じて、中山製鋼所による同プロジェクトの推進をサポートするとともに、業務提携を通じて、原料調達、販売、新電気炉プロジェクト関連分野における連携を深化させることで、両社の事業基盤の強化や収益機会拡大を図る。
さらに、提携の深化を通じて、脱炭素化を志向する顧客のカーボンニュートラル需要への対応を進めるとともに、鉄鋼バリューチェーン全体の強靭化に取り組む方針だ。
引受株式数は569万7000株で価格は1株当たり666円。引受価額総額は37億9420万2000円。引受後の所有議決権割合は20.48%で、増資引受により中山製鋼所は阪和興業の持分法適用会社になる予定。
(IRuniverse K.Kuribara)