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好熱性微生物が拓くカーボンリサイクルの新境地―CO2などからアセトンを直接創出

2026/10/08 09:16
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地球温暖化への対応や脱炭素社会の実現に向け、石油などの化石資源に依存した従来の産業構造からの転換が急務となっている。こうした中、排出された二酸化炭素(CO2)や産業廃棄物由来の合成ガス(一酸化炭素COと水素H2の混合ガス)を回収し、有用な化学品や燃料へと再資源化するカーボンリサイクル技術が世界的に大きな注目を集めている。従来の微生物を用いたバイオものづくり(発酵技術)では、糖を原料とする場合が多く、食料との競合や、バイオマスを糖化する前処理コスト、そして糖以外の成分を利用しにくいなどの課題があった。これに対し、CO、CO2、H2を共通のガス原料とするガス発酵技術は、多様な炭素資源を化学品生産へつなぐ技術として期待されている。 広島大学大学院統合生命科学研究科の中島田豊教授らの研究グループは、55℃〜60℃付近の高温環境下で生育する好熱性ホモ酢酸菌Moorella thermoaceticaに着目した。
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