欧州鉄鋼協会は13日、2026年中に1000万トン分の生産能力が再稼働すると発表した。
同協会は7月1日に導入された、 EUへの無関税鉄鋼の輸入量を年間1830万トン以下に制限する貿易措置の効果によるものだとしており、欧州の鉄鋼バリューチェーン全体で最大8万人の雇用を維持するのに貢献すると見込まれているという。
また、欧州の生産者は、 2026年までに少なくとも34億ユーロの投資決定を行っており、年末までにさらに24億ユーロの投資が見込まれているとした。ただし、この恩恵は安定化の兆候の初期段階であり、持続的な回復とはいえないという。同協会の最新の経済・鉄鋼市場見通し2026~2027によると、EUの鉄鋼輸出量は18年から25年の間に900万トン減少し、26年上半期には前年同期比でさらに20%減少すると予測されている。そして、EUの鉄鋼需要は今年、わずか0.1%の増加にとどまると見込まれているという。
(IRuniverse K.Kuribara)