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2026年8月鉄鋼生産概況 2026暦年粗鋼生産量は、2025暦年並みとなるか

2026/10/18 15:18 FREE
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026年9月24日(木)、(一社)日本鉄鋼連盟が2026年8月の鉄鋼生産概況(速報)及び2026年7月実績を発表した。

10月16日(金)に同じく日本鉄鋼連盟が発表した生産統計実績により、8月速報値を確定値に修正した。

8月の粗鋼生産は665万1,667トンと前月(693万3,081トン)比4.1 %減、前年同月(663万4,849トン)比0.3 %増となり、前年同月比では5か月連続の増加となった。8月の1日当たり粗鋼生産は21.5万トンで、7月の同22.4万トン比4.1 %減となった。

1月~8月累計より求めた2026暦年換算は、8,096.9万トンとなり、2025暦年(8,067.1万トン)並み。ただし、千葉豪雨災害の影響が懸念される。

経産省・製造産業局金属課が2026年10月15日 に発表した下記、2026年度第3四半期(2026年10-12月期)鋼材需要見通しによれば、2026暦年は、8,116.1万トンと2025暦年を超えるとしている。

 

なお、2026年度第3四半期の鋼材需要については、下記をご参照ください。

2026年度第3四半期の鋼材需要量は横ばいの1849万トンの見込み

 

 

表1に8月実績、7月実績、2026年1月~8月(実績)累計及び2026年4月~8月(実績)累計の全国鉄鋼生産高を示す(生産統計実績値により修正している。)

表1 全国鉄鋼生産高

★ 水色マーカー部は、8月実績により、速報値を修正している。

 

<2026年8月実績>

・銑鉄生産は507万4,408トンと前月(512万3,983トン)比1.0 %減、前年同月(499万7,491トン)比1.5 %増となり、前年同月比では5か月連続の増加となった。

・粗鋼生産は665万1,667トンと前月(693万3,081トン)比4.1 %減、前年同月(663万4,849トン)比0.3 %増となり、前年同月比では5か月連続の増加となった。8月の1日当たり粗鋼生産は21.5万トンで、7月の同22.4万トン比4.1 %減となった。

炉別生産では、転炉鋼が513万8,902トンと前月(520万9,941トン)比1.3 %減、前年同月(511万3,611トン)比0.5 %増、

電炉鋼が151万2,765トンと前月(172万3,240トン)比12.2 %減、前年同月(152万2,138トン)比0.6 %減となり、

前年同月比では転炉鋼は5カ月連続の増加、電炉鋼は2か月ぶりの減少となった。

 

・鋼種別生産では、

普通鋼が512万3,739トンと前月(532万7,026トン)比3.8 %減、前年同月(512万6,721トン)比0.1 %減、

特殊鋼が152.万7,928トンと前月(160万6,055トン)比4.9 %減、前年同月比1.3 %増となり、

前年同月比では普通鋼は2か月ぶりの減少、特殊鋼は2か月ぶりの増加となった。

 

・熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)の生産は591万2,112トンと前月(619万3,466トン)比4.5 %減、前年同月(593万5,737トン)比0.4 %減となり、前年同月比では3か月ぶりの減少となった。

普通鋼熱間圧延鋼材の生産は466万3,545トンと前月(485万758トン)比3.9 %減、前年同月(469万7,312トン)比0.7 %減となり、前年同月比では3か月連続の減少となった。

特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は124万8,564トンと前月(134万2,727トン)比7.0 %減、前年同月(123 万8,425トン)比0.8 %増となり、前年同月比では2か月ぶりの増加となった。

 

 

<銑鉄、粗鋼(転炉鋼・電炉鋼)、熱間圧延鋼材 暦年推移:図1>

1月~8月実績累計を基に、2026暦年換算を求めた。2026暦年並みとなる見通し。

図1 銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材 2026暦年推移 生産高推移

2025暦年上半期(1月~6月累計)の粗鋼生産量は、2024暦年上半期(4,269万8,111トン)比5.0 %減の4054万4,127トンだった。暦年上半期ベースでは4年連続で前年を下回った。

2026暦年上半期(1月~6月累計)の粗鋼生産量4039 万4,669トンとなり、2025暦年同期比では、0.4 % 減となり、暦年上半期ベースでは5年連続で前年を下回った。

1月~8月累計より求めた2026暦年換算は、8,096.9万トンとなり、2025暦年(8,067.1万トン)並み。

<銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月換算、生産高推移:図2> 

 

図2に銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月換算、生産高推移を示す。

 図2 銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月換算、生産高推移

 

<銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月別生産高推移:図3>

図3に2019年からの銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月別生産高推移を示す。

粗鋼生産高は2025年3月の721万615トンを除くと、2024年8月から700万トンを下回って推移し、2025年9月及び2026年2月は650万を下回った。

 

図3 銑鉄、粗鋼及び熱間圧延鋼材の月別 生産高推移

 

鉄鋼連盟が発表した2026年9月鉄鋼需給の動きより鉄鋼需給総括表を下記に示す。

表2 鉄鋼需給総括表(8月は速報値)

 

<熱間圧延鋼材生産高 月別推移:図4>

図4に熱間圧延鋼材生産高月別推移を粗鋼生産高とともに示す。年度推移は月換算で示している。 熱間圧延鋼材の生産高は、600万トンを上下して推移して推移。

 

図4 粗鋼及び熱間圧延鋼材(普通鋼・特殊鋼)の生産高推移(8月実績まで)

 

熱間圧延鋼材 2026暦年上半期については下記をご参照ください。

2026年7月鉄鋼生産概況速報 2026暦年上半期の熱間圧延鋼材生産高は3,591万7,988トン、暦年上半期ベースでは5年連続で減少

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

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