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11月のアルミ概況および12月の見通し   橋本アルミ(株) 橋本健一郎

2018.12.05 08:44

予測レンジ                                          

LME   現物後場買い1900-2000ドル               

      スクラップ 0~+前月最終価格より)     

      為替    111-114円 (一か月間TTM)

 

 

■国際概況

 前半は、10月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比24万6000人増となり、事前予想の19万5000人増を大幅に上回ったこと、中国財新発表の10月の中国製造業購買担当者景況感指数(PMI)は50.1.9月と比べ0.1ポイント上昇。市場予想(50.0)を上回ったことなどのプラス材料もあったが、米中貿易協議の合意が早期には実現しない可能性が懸念されたこと、中国国家統計局が公表した10月PMI(製造業購買担当者景況指数)は50.2と前月の50.8から低下したことなどを嫌気しDOWN

 11月15日時点で1925ドル(セツル)と月初価格から21ドルDOWNの前半締めとなった。

 

 後半は米中両国間でのよりハト派的な解決手段への期待にもかかわらず、マイク・ペンス米副大統領は中国に対しての保護主義的な姿勢を崩さないと直近でも声明している。などのマイナス材料もあったが、FRBパウエル議長の「世界経済の逆風が米経済の後退リスク」発言からの利上げ観測後退や原油安の一服やイタリアの財政問題の懸念後退ことを好感しUP。

 12月4日 現在、後半スタート価格から65ドルUPの1982.5ドル

 

 

■前月の経済指標

 ◆月間のドル/円レート (TTS)

 114.26 → 114.64(円)

グラフ

                                                                        出展  MIRU

 

 

 ◆自動車生産台数                                      

 日本自動車工業会によると9月の自動車生産台数は前年比-5.3%の80万9884台であった。

表

 

 

 ◆自動車販売台数

 日本自動車販売協会連合会によると11月の自動車販売台数(軽除く)は前年比+3.8%の27万9594台

表

 

 

自動車生産台数

グラフ

                         出典 日本自動車工業会

 

 

自動車販売台数推移

グラフ

                   出典 日本自動車販売協会連合会

 

 

新設住宅着工件数推移

・ 平成30年10月の住宅着工戸数は83,330戸で、前年同月比で0.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では95.0万戸(前月比0.8%増)となった。

表とグラウf

                            出典 国土交通省統計

 

 

 ◆貿易指標

 輸出

 財務省貿易統計によれば輸出はアルミ新地金が前年比 +50.6%の125t、2次合金が+119%の2401t、スクラップが-19.8%の8833tアルミ缶が+28.6%の6968t。

表

 

 

輸出推移

グラフ

                               出典 財務省貿易統計

 

 

 輸入

 輸入は新地金が前年比+55.4%の17万1067t、二次合金が+2.5%の11万2311t、スクラップが+389.5%の2051t、合金スクラップは+7.2%の4429t。

表

 

 

輸入推移

グラフ

                               出典 財務省 貿易統計

 

 

■前月の国内指標

 日本アルミニウム協会発表の圧延品の生産出荷動向によれば板類・押出生産合計は前年比 -1.8% 17万7167t

グラフ

                          出典 日本アルミニウム協会

 

 

 日本アルミニウム合金協会発表の アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績は前年比+2%の7万4105tであった。

グラフ

                        出典 日本アルミニウム合金協会

 

 

■国内概況まとめ

【自動車】

 9月の自動車生産台数は前年比-5.3%の80万9884台であった。

 輸出は42万7073台で前年同月比+3.8%。          

 

【販売】

 日本自動車販売協会連合会によると11月の自動車販売台数(軽除く)は前年比+8.3%の27万9594台

   内  乗用車  +8%  

    貨物   +10%       

    バス   +13.1%    

          

【住宅】

・ 平成30年10月の住宅着工戸数は83,330戸で、前年同月比で0.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では95.0万戸(前月比0.8%増)となった。

・ 住宅着工の動向については、前年同月比で先月の減少から再びの増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、分譲住宅は増、貸家は減となった。

・ 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。

     

【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】

 前年比 +2% 7万4105t  13カ月ぶりプラス。

 出荷は +5.8% 7万6605t 13カ月ぶりプラス。

 

【アルミ圧延・押出品生産数】                

 日本アルミニウム協会発表の圧延品の生産出荷動向によれば板類・押出生産合計は前年比 -1.8% 17万7161t 10カ月連続マイナス

 

【輸出】

 アルミ新地金が前年比+50.6%の125t。

 二次合金が+119%の2401t

 スクラップが-19.8の8833t

 アルミ缶が+28.6%の6968t

 

【輸入】

 アルミ新地金が前年比+55.4%の17万1067t

 二次合金が+2.5%の11万2311t

 スクラップが +389.5%の2051t

 合金スクラップが+7.2%の4429t

 

【見通し】

 ・自動車は生産が-5.3%。国内販売台数が前年比+8.3%生産は4カ月連続マイナス。

 ただ販売が大幅に拡大しておりこれが続くかどうか今後に注目。

・ 住宅着工の動向については、前年同月比で0.3%増となった。また、季節調整済年率換算値では95.0万戸(前月比0.8%増)となった。

 今後プラス傾向が続くのか今後の動向に注目

・アルミ圧延・押出品生産数                                                               

 板類・押出生産合計は前年比 -1.8% 10カ月連続マイナス

 板  類 10万6016t ▲ 3.9  10ヶ月連続でマイナス

 押出類  7万1145t    1.4   5ヶ月ぶりプラス

 今後更にマイナスが続くかの動向に注目

 

【アルミニウム2次合金 同合金地金等生産実績】

 前年比 +2% 7万4105t  1カ月ぶりプラス。

 出荷は +5.8% 7万6605t 1カ月ぶりプラス。 

 今後更にマイナスが続くかの動向に注目

・アルミ輸出は、好調な生産を受けて増加

・アルミ輸入は好調な内需を背景に増加

 

【スクラップ景況予想】

 流通在庫は年末の狼狽売りや中国塊の下落を受けてスクラップも連れて下落しており売り玉があるのでは?

 需要面に関しては年末休業要から 購買意欲hs薄いのではないか?

 

【LME・為替予想】

 今月は米中貿易戦争の動向と朝鮮半島問題に左右される

 米中間選挙に関しては先のG20で中国からの輸入品の関税を来年1月に引き上げる制裁措置を一時、(90日)見送ることを発表、代わりに中国は、貿易の不均衡を是正するため、アメリカから農産物やエネルギー、それに工業製品などを買い入れることで合意するなど中国側に軟化が見られることから90日以内に合意するのではないか?

 

 朝鮮半島問題に関しては非核化実行なら「金委員長の望みかなえる」と文大統領に伝言しており、金委員長との2回目の首脳会談を来年1月か2月にも開きたいとの意向を示していることからこちらも前進するのではないか?

 これらを踏まえた12月のアルミ価格は米中貿易戦争でアメリカに有利に進展し 朝鮮半島問題で非核化に向けた動きが出た場合2000ドル付近  

 両条件が揃わなかった場合現状からもう一段安の1900ドル付近まで下落するとの予想。

 ドル円値は112円~114円(TTM)台を予測。     

 スクラップ購買価格に関しては0~+5円程度と予測している。    

 

 

 

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