旭化成グループCelgard、American Battery Factoryと戦略的提携に契約
旭化成グループ傘下であり、Polypore International, LP,(本社:米国ノースカロライナ州、以下「Polypore」)の子会社であるCelgard, LLC(以下「Celgard」)とAmerican Battery Factory Inc.(本社:米国ユタ州、以下「ABF」)は、今回リチウムイオン電池(LIB)関連の製品開発に関する戦略的提携契約を締結した。
CelgardとABFは、米国において正極にリン酸鉄リチウム(LFP)を使用し、信頼性の高い角型LIB用の最先端次世代製品の実用化に向けた共同開発を行う。
今回の契約により、Celgardは米国においてABFが必要とするセパレータを100%供給するとともに、LFP正極を使用した次世代のセルや関連する先端技術の共同開発を行う。さらに両社は米国内においてLFP正極を使用したLIBのサプライチェーンを確立するための共同検討も行う。この検討には、旭化成の幅広い知見を活用することも含まれ、ABFは、旭化成の樹脂製電池パック部材、断熱材料などのLIBに使用される部材についても評価・検討を行う予定。
Polyporeの副社長でセパレータ事業開発グローバル・ヘッドであるLie Shiは次のように述べている。
「私たちはABFとともにCelgardの次世代のセパレータを開発・実用化することで、LFP正極を使用したLIBの技術をより一層進化させられることに大きな期待を寄せています。LFP正極を使用したLIBは重要な市場であり、Celgardの乾式セパレータは高性能で環境に配慮したソリューションを提供します。」
ABFのPaul Charles社長兼CEOは次のように述べている。
「Celgardとの提携は、私たちが米国内でLFPを使用したLIBのサプライチェーンを確立する上で新たなマイルストーンとなります。業界標準となっているCelgardのセパレータを利用することは、米国内でLIBを自給するという私たちのミッションにとって不可欠なものです。Celgardとともに新しい技術の研究を進め、旭化成グループのリソースを活用してエネルギーの独立性を実現していきたいと考えています。」
今回の提携は、乾式セパレータのトップメーカーであるCelgardが、米国で正極にLFPを使用した安全で信頼性の高いLIBのギガファクトリーの実現を目指すABFと提携し、米国内においてLFPを使用したLIBの生産・供給体制の確立を目指す。
(IRuniverse.jp)
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