日東工業株式会社 使用済みEVリユースバッテリーの10年保証対応を打ち出し
高圧受電設備、分電盤といった機器を手掛ける日東工業株式会社(愛知県長久手市)は、フォーアールエナジー株式会社が提供する日産自動車株式会社の日産リーフ由来の再製品化バッテリーを使用した「サファLink -ONE-」について、使用されているリユースバッテリーの10年保証対応を発表した。
プレスリリースは以下の通りとなる。
国内初、産業用蓄電池システム搭載のEVリユースバッテリー10年保証に対応
日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市、取締役社長 黒野 透)は、環境配慮型「産業用太陽光自家消費蓄電池システム サファLink -ONE-(以下、「サファLink -ONE-」)」で使用しているEV使用済みリユースバッテリーに対し、国内で初めて10年保証に対応することをお知らせします。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーや蓄電池などの活用への期待が高まっており、国による制度設計や事業者の取り組みが進んでいます。その一方で、BEV(バッテリー電動車)の普及に伴うバッテリー廃棄問題は、再利用への可能性の模索が課題となっています。
「サファLink -ONE-」は、EV使用済みリユースバッテリーを活用した産業用太陽光自家消費蓄電池システムで、再生可能エネルギーと資源を有効活用した社会的意義の高いシステムです。
今回、環境に配慮した「サファLink -ONE-」を安⼼してご利用いただくため、EV使用済みリユースバッテリーに対し、国内で初めて10年保証を開始します。
■保証対象機器
EV使用済みリユースバッテリー(※)、BMS、これらに付属する開閉器、端子台等
■保証期間
10年間
■開始時期
2024年4月予定
■「サファLink -ONE-」のシステム概要
日産リーフのリユースバッテリーを使用することで製造工程でのCO₂排出削減やレアメタルなどの資源再利用を行い、好循環サイクルの創出を実現します。
※フォーアールエナジー株式会社が、日産自動車リーフに搭載されているバッテリーを再製品化したもの。
(IRuniverse Ryuji Ichimura)
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