鉛バッテリースクラップ市場近況2024#9 3月以来の反落場面迎える――「換金売りが背景に」
2024/08/21 16:03
上値を試す展開が続いてきた鉛バッテリースクラップ市況が一転して反落場面を迎えている。指標となるLME相場の高値修正と円高が重なり非鉄金属スクラップ市況に調整色が広がる中、銅スクラップをはじめとする高値掴み在庫の一律の損切りは避けたい中華系問屋筋などが、当面の資金繰り見合いで換金売りに出たためだ。21日現在、7月上旬比で6円安の1キロ106円(仲値)で推移している。目先、LME相場と為替動向見合いの相場形成が続きそうで、秋口以降の本格的な需要期を前に異例の調整局面入りとなった。
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