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週刊バッテリートピックス「出光やマクセルが全固体電池で実験」「ナトリウムイオン電池も実用へ」など

2026/02/01 16:16
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週刊バッテリートピックス「出光やマクセルが全固体電池で実験」「ナトリウムイオン電池も実用へ」など

 2026年1月26日~2月1日のバッテリー業界では、全固体電池やナトリウムイオン電池など次世代型の電気自動車(EV)向け車載電池の話題が多かった。出光興産やマクセルが全固体電池の実験を始めたほか、ナトリウムイオン電池は日中の企業が実用化を進める。リチウムイオン電池火災が増えたとのデータもあり、安全な電池への要求は強まっている。

 

 IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。

 

関連記事:第13回 Battery Summit in TOKYO

 

<国内>

●高市首相、英スターマー首相と会談 エネルギー・脱炭素で協力強化

日英両首脳

(出所:外務省ホームページ)

 

 外務省は1月31日、ホームページ上で、「高市早苗内閣総理大臣は、訪日中のキア・スターマー英国首相と会談し、ワーキング・ディナー及び共同記者発表を行った」と発表した。両首脳は、重要鉱物を含むサプライチェーン強靱化のために同志国全体で連携していくことが急務であるとの見解で一致。洋上風力や原子力などエネルギー・脱炭素化分野での連携を強化することで合意した。

 

プレスリリース: 日英首脳会談及びワーキング・ディナー|外務省

 

●出光、全固体電解質の生産ライン建設開始

 出光興産(本社:東京・千代田)は1月29日、全固体リチウムイオン二次電池の材料となる固体電解質の生産ライン建設を始めたと発表した。建設は千代田化工建設(本社・横浜市)が担う。

 

関連記事:出光興産 固体電解質(全固体電池材料)大型パイロット装置の最終投資決定および建設開始

プレスリリース: 260130.pdf

 

●オンリースタイルエナジーとイナダバッテリー、車載向けナトリウムイオン電池を発売へ()

 ネット通販のオンリースタイルエナジー(本社:東京・練馬)と農機のイナダバッテリー(本社: 香川県三豊市)は1月29日、アットプレスを通じ、「共同開発した車載向けナトリウムイオン電池を今春発売する」と発表した。国際展示会の「ジャパンキャンピングカーショー2026(1月30-2月2日、幕張メッセ)」で展示する。

 

両社の車載向けナトリウムイオン電池

(出所:オンリースタイルエナジーの発表資料)

 

プレスリリース:オンリースタイルエナジー×イナダ、 車載向けナトリウムイオン電池を共同発表 | 株式会社オンリースタイルエナジー、株式会社イナダ

 

 車載向けナトリウムイオン電池は世界最大手の中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が1月22日、低温対応の軽商用車にナトリウムイオン電池を搭載すると発表したばかり。

 

関連記事:中国CATL、車載向けナトリウムイオン電池を量産 軽商用車向け、上期に乗用車も

 

●リチウム電池火災、25年上期に550件 消防庁

 総務省消防庁が1月29日に発表した全国のリチウムイオンバッテリーによる火災件数で、2025年1月~6月は550件だった。2024年通年が982件で、単純計算で2024年から増加する見通しだ。

 ごみ収集車(塵芥車)やごみ処理場から出火した火災は除いた。火災件数は2022年が601件、2023年が739だった。調査対象期間は2022年1月1日から2025年6月30日まで。

(出所:消防庁発表資料)

プレスリリース:6be5cb385831acee905c811ed30098cb8a106ec3.pdf

 

●ボイラーの三浦工業、東京ガスと開発の「固体酸化物形燃料電池システム」が表彰

 小型貫流式蒸気ボイラーの三浦工業(東京本社:東京・港)は1月29日、自社ホームページ上で、「東京ガス(本社:東京・港)と共同開発した固体酸化物形燃料電池システムが、一般財団法人新エネルギー財団主催の令和7年度新エネ大賞で『新エネルギー財団会長賞』を受賞した」と発表した。

 

プレスリリース:高効率燃料電池システム「FC-6M」が「新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞」を受賞 〜世界最高レベルの発電効率63%の達成と世界初の商品化が評価〜|新着情報|三浦工業

 

●電池材料研究会が開催

 中性子産業利用推進協議会(IUSNA)と一般社団法人総合科学研究機構(CROSS)は1月29日、航空会館(東京・港)で、電池材料研究会を開催した。

 

関連記事:電池材料研究会(前編)中性子ビームラインを用いた二次電池の材料検討

関連記事:電池材料研究会(後編)中性子ビームラインを用いた燃料二次電池の挙動観察

 

●マクセル、京セラ工場内で産業用ロボットをテスト 全固体電池を搭載

 

 

 マクセルは1月28日、自社ホームページ上で、「京セラの鹿児島川内工場で、マクセルが製品化した全固体電池を用いた電源モジュールを搭載した産業用ロボット、コントローラーのテスト運用を、2025年12月に開始した」と発表した。

 現在は使い捨てが主流の産業用ロボットの電源を繰り返し使えるタイプに改め、産業廃棄物の削減につなげることを目指す。

 

プレスリリース:マクセル|京セラ鹿児島川内工場において、マクセルの全固体電池電源モジュールを搭載した産業用ロボットのテスト運用を開始

 

●GSユアサとSustech、系統用蓄電所で共同実験

 GSユアサとSustechは1月27日、「GSユアサ製の定置用リチウムイオン電池設備を用いた系統用蓄電所を滋賀県米原市に設置し、共同実験を行う」と発表した。

 

関連記事:GSユアサとSustechが共同で系統用蓄電所の事業開発を開始―2026年度上旬に運転開始へ

 

<海外>

●越自動車キムロン、中国BYDと合弁工場

 

 

 ベトナム自動車大手のキムロン・モーター(Kim Long Motor)は1月31日、自社ホームページ上で、「中国同業のBYDとの合弁工場の起工式を1月27日に実施した」と発表した。

 ベトナム・フエ市にあるキムロンの工場内にBYDの生産ラインを建設する。投資総額は1億3,000万ドル(約200億円)。主に商用車向けバッテリーを生産する。

 

プレスリリース:KIM LONG MOTOR: GROUNDBREAKING CEREMONY FOR BATTERY MANUFACTURING PLANT – A STRATEGIC STEP IN THE JOURNEY TOWARD MASTERING ELECTRIC VEHICLE TECHNOLOGY

 

●英エレン・マッカーサー財団、EV電池再利用でロードマップ

 

 

 英非営利団体のエレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)は1月20日、ホームページ上で、EVバッテリーの循環型バリューチェーンのロードマップを示す最新レポートを発表した。

 同財団はこのレポートを1月19日-23日に開催の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発表した。同財団はサーキュラーエコノミーの推進を目的とする。車載電池で世界最大手の中国の寧徳時代新能源科技(CATL)と協力関係にあることでも知られる。

 

プレスリリース:Leading-the-Charge-Jan-2026.pdf

 

(IR Universe Kure)

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