会話で読み解くLME入門31#9,000ドル割れの波乱相場に――中国頼みで市場迷走⁉
2024/11/14 13:57
9月下旬から10月上旬にかけて、一時、5月の1万ドル相場の再現かと思わせたLME銅相場(現物)、まさかの1トン9,000ドルの大台割れである。期待を裏切られた時の市場のすごみを見せて、下値を探っているような展開である。8日にあった全国人民代表大会常務委員会後の会見で、財政出動型の景気刺激策が見送られた失望売りとの見方がもっぱらだ。24年も残り1カ月余りのタイミングでやってきた波乱相場に、われらが堂林記者も落ち着かない。風邪で家に籠っていた師匠を呼び出してしまった。
関連記事
- 2025/06/17 2025年4月アルミ再生塊輸入統計分析 数量は4カ月ぶりで増加、累計では前年超え
- 2025/06/16 2025年1-3月インドのアルミスクラップ輸出入概況 輸入は前年比21%増へ
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#11 製品に下げ渋り気配、スクラップ高で調整色薄まる
- 2025/06/16 元鉄鋼マンのつぶやき#118 「サンチョウサカタ」
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)